Strange Days

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2008年2月16日(土曜日)

夕暮れ時を撮る

デジタルカメラ , 自転車 ( 自転車散歩 ) 23:47:00 天気:いい天気 BGM:Maybe Next Time(Rainbow)
 早起き不要になった反動か、なんと昼まで寝てしまった。梅見に行くかとも思っていたのだが。
 起き抜け、部屋が寒かったせいで、なんとなく物臭な気分に陥ってしまい、夕方まで過ごす。しかし体が腐りそうなので、境川まで一っ走りすることにした。自転車は、久々にBikeEに乗ってやるかと思いつつも、結局TCR-2を持ち出した。境川で夕景を撮ろうと思ったので、やや遅い時刻に、D70を背負って走り出した。
 南端の休憩所で少し時間を潰し、日が落ちきるのを少し上流まで戻って待った。
 日が落ちると、西空の端に架かった雲が燃え始める。西に遠く、高くにある雲は明るく輝き、手前にある雲は翳り始めている。もう少し西に雲が多ければ、もっと良い色になったのだが。空の青は段々と深まり、それが暖色に燃える雲たちを浮かび上がらせて見せる
 更に時間が経つと、雲は輝きを失って、代わりに優しい色合いになってゆく。この頃の空の色が好きだ。物憂く、全てが終わってゆく色合い。闇に溶けてゆく雲たちを、黙って見送った。
 すっかり暗くなり始めたところで、家路についた。体を冷やしてしまったのか、ぶえっくしょいとばかりにくしゃみが連発した。しかしペダルを回して体が温まると、不快な感じは消えた。今日は酒でも飲んで早く寝よう。

2008年2月11日(月曜日)

曽我梅見偵察

デジタルカメラ , 自転車 ( 自転車散歩 ) 22:13:00 天気:昼の間は快晴
 ちょっと迷っていたが、来土曜日に曽我梅見サイクリングを実施する旨、DB-ML等に布告した。雪が多いので開花時期が難しいが、そろそろ3~4分咲きということなので、来週にはそれなりに咲き揃っているでしょう。
 ルートの大筋は去年と変わらないのだが、少し考え直したい部分があったので、偵察に出かけた。自転車は、坂もないしということでBrompton。
 考え直したいことの一つは、新松田~山北間のルートなのだ。集合場所は山北にするつもりだが、交通の便から新松田から自走して山北に集まるという向きもあるはず。去年はそれが大半だった。しかしR246をずっと走ってゆくのは、この辺りは道幅が狭く、交通量はそれなりなので、少し危険だ。地図を睨んで、側道を行けるのではないかと考えた。
 新松田を降りて、しばらくはR246の1本南の道を行く。商店街があり、また曰くありげな石碑もありで、どうやらここが旧街道筋だったように思う。しかしこの道は、やがてコンクリート工場にさえぎられ、山北方面には抜けられない。そこで、R246、東名を挟んだ山側の道を進もうと考えていた。
 R246を渡ってびっくり。この先はひたすら坂道だった。しかも、上った後も相当のアップダウンがある。これはいかんと諦め、結局R246に戻った。
 東山北駅辺りまで歩行者自転車専用道が続いているのだが、その先は無い。しばし迷走した後、いい道を見つけた。R246と並行する小川に沿って、車線が走っている。交通量が少ないので、ここを走るのが楽だった。しかも、終点からR246の下をくぐり、山北駅に向かう旧街道筋に出られるのだ。後で地図を調べたら、さきほどR246を横断して山に向かった地点から、1区画だけR246を西進すると、ずっと南下するだけでこの川筋に出られることがわかった。この道にしよう。
 山北駅に着き、すぐに洒水の滝方面に向かう。今日は特に洒水の滝に向かうことも無く、素通りする。
 この先、去年は酒匂川の支流を見下ろすような道を下っていったのだが、今日はその川筋にまで出てみた。川を挟んで締まった未舗装路が続いている。Bromptonでも行ける程度の道だ。河川敷には田畑が広がっており、棚田を形成している。のどかな眺めだ。
 酒匂川サイクリングロードの始点で、コンビニで買った軽食を取り、下り始めた。境川に輪を掛けて、のどかな道だ。金網に囲まれてないからだろう。
 途中、山の方から飛び立ったらしいパラグライダーの人々が、次々に河川敷に降りる様を眺める。気持ちよさそうだねえ。
 松の生えた土手を走っていると、田畑を挟んで富士山が望見できた。
 サイクリングロード終点から曽我に向かう。この道も少し交通量が多いので、変えたかった。が、入ってみた脇道が結局もとの道に戻るだけだったり、歩道の整備も進んでいるしで、結局は従来通りの道でよさそうだ。
 梅畑を迷走して、別所に到着する。紅梅白梅がそろそろ咲き揃い始めたところだった。
 物凄く人が多かったので、アイス工房はパスしてしまい、そのまま国府津に出た。そして藤沢で降り、境川をさかのぼって帰宅した。
 さあて、開催要項は固まったが、参加者がいるかどうか(汗)。
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2008年2月10日(日曜日)

境川で梅&桜偵察

デジタルカメラ , 自転車 ( 自転車散歩 ) 22:49:00 天気:快晴
 まだ気が早いが、境川で桜のつぼみを観察してきた。ついでに梅も。
 天気がすこぶるいいので、晴天だと気持ちいいSatRDayで出動。長後のCoCo壱番屋で遅い昼飯にして、境川を下っていった。
 気が早すぎると思ったが、湘南台の桜は既に春を用意している。もう蕾が膨らみ始めているようだ。
 次に梅だなと思い、いつも楽しませてくれてきた相鉄、地下鉄高架の下流側に向かうと、なんと梅の木が根こそぎ切られている。宅地造成なのか、この辺に残っていた梅の木がショベルカーで引き倒されていた。わざわざこの時期にか。
 昨日の雪は、この陽気に一気に解けてしまったようだ。そのせいか、境川には自転車を走らせる人が多かった。知り合いにも何人か遭遇した。境川遊水地近辺を通過中、ローディーに抜かれざま『こんにちは』と声を掛けられた。おやおや、komezou氏じゃござんせんか。当然追いつけず、見送るだけだった。さらに下流で、今度は遡上してきた栗原氏と遭遇。NWTだった。
 終点の休憩所で夕陽を待とうかと思っていたのだが、この辺の眺めが気に入らず、遡上して適当なポイントを探すことにした。今日の境川は、冬枯れの風景も暖かだ。
 湘南台の手前で夕陽を待とうと思ったが、これも電線が邪魔に思えたので、さらに遡上した。結局、高鎌橋の上流で夕陽に立ち会った。その傍の鉄塔に目をやると、その向こうに霞んで富士が見える
 買い物をして帰宅。明日は曽我の梅を見に行こうと思う。
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2003年7月15日(火曜日)

擬似冷房症退治

自転車 ( 自転車いじり , 自転車散歩 ) , 暮らし 20:48:00
 今日も朝から頭痛と吐き気に悩まされる日だった。食欲が無い、なにもやる気が起きない、しょうがないから寝る、すると寝すぎて夜眠れなくなる。悪循環だ。これを断ち切るには、気合が必要だ。身体を動かして汗をかき、新陳代謝を促すと回復することが多い。
 無理やりに身体を動かそうと、TCR-2で出かけることにした。その前に、ハンドル周りのレイアウトを整理する。補助ブレーキレバーが左右に離れすぎて、左の端の方に追いやったミノウラ・スペースバーもバランスが悪い。補助レバーを真ん中に寄せると、内側に出るケーブルと、RIXEN&KAULのアダプタが干渉する。干渉を避けるべく、補助ブレーキレバーを下向きにした。今までのように水平に取り付けておくと、ドロップハンドルのショルダー部を持ったまま親指でブレーキを掛けられるのが便利だった。しかし今のままでは全体的な使い勝手が悪いので、この点は目を瞑った。
 スペースバーも取り外し、サイクルコンピュータと主灯を一箇所に取り付けできるブラケット(ああ、うまい言い方は無いものか)を左補助ブレーキレバーの隣に、EL200を右の補助ブレーキレバーの隣にプロファイルのブラケットを介して取り付けた。こうなると主灯にバッテリーライトを着けたときにスイッチを取り付ける場所が無くなるが、完全に固定する必要も無いものなので、ステムに無理やり取り付けた。
 さらに、バッグを取り付けたときの、シフトケーブルとの干渉問題にも手当てした。シフトケーブルの根元(STIから出ている部分)に、Vブレーキなんかでバナナの代わりに使う金属製フレキシブルケーブルを挿入したのだ。これで、バッグを載せてケーブルが左右に押しやられても、変速性能に影響が出ることが無くなった。
 リラックスポジションでの使い勝手が、以前と同じくらいに向上した。懸念していたバッグによる主灯の隠蔽も、ブラケットが長いおかげで、うまい具合にバッグの下側に飛び出してくれた。EL200は補助ブレーキレバーとしっかり干渉して、大きく下向きになってしまうが、これはポジショニングライトなのでこれでも役には立つだろう。いざという時にはヘッドランプ代わりに使うつもりなので、その点少し困るのだが。この状態で、バッグの右側に回避させている。
 いよいよ出かける。まずは飯を食おうと、長後のCoCo壱番屋に出かけた。トマトアスパラカレーは止めて、平凡にソーセージカレーを喰らう。む、カレーが効いたのか、少し体調が回復した、気がした。
 グランベリーモールにアディダスのアウトレットショップが出来たそうなので、それを冷やかしに行くことにした。境川沿いにずっと遡って行く。足が回らないので、ロードバイクにもかかわらず20km/h台前半でトロトロと走る破目に陥った。屈辱だ。
 なんとか、グランベリーモールに到着した。件のアディダスショップを冷やかすも、事前情報通りサイクルウェアは全くない。
 モンベルショップにも立ち寄った。実は、こちらにはアディダスのサイクルウェアが溢れている。ざっと冷やかして、隣のスタバで一息入れた。体調はかえって悪化している。いかんなあ。生きて帰れるだろうか。甘いものを食べて(キャラメルドーナツ&ホイップクリーム)、コーヒーでカフェインを摂取しておいた。
 最悪の体調のまま、しかしこのままスタバの藻屑と消えるのもなんなので、とりあえず取って返す。境川を一生懸命に下っているうちに、遂に代謝が向上し始めたのか、不快感が嘘のように消えていった。家に帰り着く頃には、もう全く健常体になっていた。便利な身体である。
 帰宅して、ふとEL200のレイアウトに関し、妙案を思いついた。下ではなく上側に取り付けるのだ。するとハンドルバーとの干渉は無く、正しく前方を照らし出せるのだ。しかし、この状態では、リラックスポジションで手と干渉する。しかし、その場合は外しておけばいいのだ。これで懸案はほぼ解決した。
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2002年8月31日(土曜日)

久しぶりに三浦半島の旅

自転車 ( 自転車散歩 ) , 22:00:00
 しばらく使うのを忘れていたけど、前に"旅"ってカテゴリーを使ってたんだな。ということで、今回のカテゴリーは、"自転車"で"旅"だ。
 今朝は妙に早い時刻に目覚め(3:00前)、それから改めて寝なおすも、ほとんど眠れないまま夜明けを迎えるというパターンだった。昨日も睡眠時間が短かったし、今日は三浦半島を久しぶりに回ってくるつもりだったけど、延期するか? いやいや、こんなに天気はいいんだし、三浦半島コースは途中輪行が簡単だし、少々しんどくても行くことにしよう。それでも、風呂に入ったりしていたせいで、出発は10:30になった。
 乗車はMR-4F。今日は雨の心配が無さそうだったので、ヒップバッグ(ブラックホールのニュートロンって奴)を吊るして出た。このバッグ、ヒップバッグのくせにボトルホルダー、ヘルメットホルダー、バンジーコード、おまけにコンプレッションコードまでついている。上はユニクロのクールマックス長袖Tシャツ、下はレーパンの上に短パンを履き(やはりポケットが無いと不便だ)、左手にプロトレック、右手に心拍計を着けておいた。いったい、こいつは何の酔狂で時計を二つもはめているのか、と思える格好だ。
 立場駅前の日陰で、その日陰でバス待ちしていた人々にじろじろ見られながら輪行準備を整え、地下鉄で上大岡に向かった。上大岡から京急で久里浜に出る。最初は横須賀から走ろうかとも思っていたのだが、時間的に遅めで、やや気分が萎え気味だったので、走り慣れた久里浜からの道を行くことにした。
 駅前でMR-4Fを展開し、ヒップバッグのヘルメットホルダーから、LASのヘルメットを取り出し(ヘルメットを保持できるのはいいが、このホルダーはひどく使いづらい)、駅前から海に向けて走り出した。
 ペリー公園の前を通過し、発電所近辺の坂を越える。ずっと海が左手に見えていて、しかも車が少ないので、爽快なサイクリングだ。足の回転は重く感じるのに、意外に良く回りつづけている。南風が強くて、三崎に着くまでに疲労が蓄積しないか心配だ。
 一度、内陸に入り、R16と合流する。再び海が見えるようになり、三浦海岸を突っ走る。この辺も爽快。爽快じゃないのが、引橋への登りだ。前回、三浦半島完全周回(時計回り編)に挑んで、延々と吹き続ける南風にめげてリタイヤした悪夢が蘇る。しかし、まだ走り出して間もなく、なんら問題なく坂道を登りきった。どうやら、適切にサプリメントを摂取しつづければ、かなり足は回りつづけるように思える。今日はこぐ氏お勧めの3Actionスポーツドリンクをボトルに作り、出掛けにVAAMパウダーとアミノヴァイタルプロを飲んでおいた。なんというか、ヤク漬けもいいところだ。
 各種クスリの威力で引橋を越え、三崎へと(概ね)下ってゆく。今日は城ケ島に寄るつもりはない。そういえば、油壷に寄ったこと、まだないな。
 三崎港に下り、MR-4Fをお目当ての店、ちりとてちんの前に停めた。先日、MR-4Fに取り付けたスタンドだが、やはり便利だ。
 入店する。昼時の客がさばけ、一段落したタイミングだったのか、すんなりカウンターに座れた。頼んだのは、とりとてちん丼という丼物のセットと、やっぱこれでしょう、ビール!
 まず、ビールと丼物の付け合わせが出てきた。ビールは樽生の小ジョッキを頼んだのだが、グラスジョッキではなく陶器のジョッキで出てきた。このジョッキが良く冷えていて、とにかくんまい! 喉越しがたまらん。なぜか自転車での運動の後は良く回るという前例の通り、今日も350ml程度のくせに回る回る。
 ほどなく、お目当ての鮪丼が出てきた。このちりとてちん丼(なんちゅう賑やかな響きだ)、小さな丼物3種のセットなのだ。鮪の切り身、鮪のミンチ、そして焼き物がそれぞれ載っている。鮪のミンチ(ねぎ鮪丼とか)だけしょうゆをかけていただくのだが、それ以外は下味がついている。
 鮪の切り身の丼は、歯を乗せた途端に切れてゆくような鮪の食感がたまらない。ねぎ鮪丼は、下敷きののりの味わいも深く、鮪の旨味を程よく感じながらいただける。そしてまぐろの焼き物。切り身を焼いて、ごま醤油で味付けしてある。意外にも、鮪の旨味を一番感じられたのはこいつだった。焼いた切り身は柔らかい。歯を乗せるとトロッととろけるように柔らかいのは、赤身と同じだが、同時に表面がさくっと心地よく砕ける点が違う。これとご飯の相性は絶妙だ。これだけで、きっとどんぶり3杯はいけるだろう。
 あっという間に平らげてしまう。ビールの酔いもあり、快適だ。こう書きながら、また行きたくなった。
 店を後にし、おやつを求めて商店街に向かった。神奈川支部の三崎ツアーのとき、商店街の出店でとろまん、あんとろまんを買い食いしたんだっけ。その店を探してみた。すぐに見つけ、店内に入る。前とは店内のレイアウトが変わっている。あんとろまん二つ、というと、ここではお召し上がりはやってないんですが、といわれた。蒸かしたのはやってなくて、冷凍の持ち帰りようしか無いのだという。蒸かしたものはうらり、という直販センターみたいなところでやっているといわれ、そっちに寄る事にした。
 うらり、は、要するに真新しい直販センターで、三崎に下る道を直進した先にあった。コンクリート打ち抜きのでかい施設だ。1Fに駐輪場があり、屋内には各種物産の店が軒を連ねていた(いや屋内だから軒は無いか)。その中に、お目当ての蒸かしとろまんを売っている店があった。ちなみに、氷もある。二つ買い、2Fに向かう。
 2Fは催事場や休憩室がある。休憩室から屋外のデッキに出る。日差しが強いが、風も強く、日陰だとまったく汗ばむことが無いほど涼しい。気持ちいい。快適だ。とろまんをぱくつきながら(あっ、あんとろまんを買おうと思ったのだが、間違えた)、冷たいお茶をぐいぐいやっていると、心地よさに眠くなってくる。
 自転車が心配だったので、下に降りて、自転車のそばでごろ寝しながら、心拍数が下がるのを待った(まだアルコールがぐるぐる回っていた)。海から強い風が吹いてくる。こんなに日差しがあるのに、日陰にあることもあってすこぶる涼しい。快適だ。
 自転車の側に寝転がり、すぐ側の岸壁を行き交う小船を眺めながら、『フィールド・オブ・ドリームス』の1シーン、「ここは天国かい?」という奴を思い出した。僕なら「いや、三崎だよ」と答える。いやはや、魚くさい漁港だとばかり思っていた三崎に、こんな快適なリゾート空間があるなんて。馬鹿に出来ないものだ。昨日、僕が轢いて死なせてしまった猫も、こんな天国に生まれ変われるのだと信じられたら、もう少し気持ちの整理がつくのに。
 うらり、を出て、引橋に戻る坂道を登り始めた。十分な休養とマグロのパワーが漲っているのか、それほどしんどくなく上ってゆく。心拍は180を超えたが、ここまでならなんとかもつ。引橋を過ぎ、以降は葉山、逗子、鎌倉と、迷うことなく走れるはずだ。
 足が良く回る。上り坂を20km/h超で、平地は30km/h超で突っ走ってゆく。高ケイデンスを維持するように努めると、意外なくらい消耗しない。なにかを掴んだ気がする。
 葉山を過ぎ、R16と別れて、海沿いの細い道を行く。途中、結構な数のサイクリストと行き交った。特に、ロード*2、MTB*1という構成の中高年らしき一団とは、途中何度か抜きあいながら(こっちが小休止を挟むので)、逗子まで良く見かけた。ハイライトは、葉山から逗子に抜ける小高い坂を越えるときだった。前方にその一隊が走り、僕はそれを抜くとちょっとスピードアップしなければならないので躊躇していたのだが、後ろに車が迫っていた。しかもその車、どうも僕がその一隊を抜くのを待ってくれているようだ。ええい、仕方ない。上り坂で増速して、一気に抜き去った。45km/hは出ていたが、意外なくらい楽に抜き去った。やっぱり、MR-4Fはたいした自転車だ。剛性が無いので少し不安になるが、走りそのものはTCR-2に負けないくらい軽い。
 R16への再合流点で、またその一団と行き会い、それがお別れとなった。
 逗子から鎌倉まで、車の交通量が激増している。白線ぎりぎりを突っ走り、トンネル二本をエイコラと越えてゆく。この辺では、さすがにつらくなっていた。が、それでも足は回る回る。アミノヴァイタルプロの威力か。
 やがて材木座を過ぎ、鎌倉に入った。鶴岡八幡に立ち寄って、自転車は近代美術館に止め、石段を登った。今まで、何度もここに来ていたのに、自転車を離れるのが嫌でお参りせず引き返す、などというなめた真似を重ねてきたが故に、やや丁重にお参りする。ついでに猫の冥福も祈る。まあ八幡信仰は仏教と深く結びついてきたので、そんなに間違いでもあるまい。これで、気持ちに区切りが着いた。
 江ノ島に向かい、そこから藤沢市街を経由して、境川サイクリングロードに入った。途中、飯田でアイス休憩。暮れ行く空を眺めながら、今日も走ったなあと思い返す。
 帰宅してサイクルコンピュータを見ると、距離は70km超になっていた。センチュリーにはこの倍以上走らなければならないのか。いつか、挑んでみようと思う。
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2002年8月07日(水曜日)

呉ポートピアパークでビールウハウハ寝

暮らし , 自転車 ( 自転車散歩 ) 22:00:00
 昼前、中通にBD-1を走らせた。やっぱこれでしょう、モリス。相変わらずうまいっす。しかし、盛り付けはいい加減だし、麺の湯切りも本当に適当なので、目の肥えた関東地方のラーメン好きからは高い評価を与えられないかもしれない。だがいいのだ、このスープある限り、モリスはモリスなのだ。さらにフライケーキも買っておいた。
 一度、実家に帰ってごろごろしてから、15:00くらいにまた出かけた。呉ポートピアパークで夕涼みするつもりだった。
 その途中、実家近くの谷という総菜屋さんで、たこ焼き(激ウマ)を買っていった。時々、母が買ってきてくれるのだが、キャベツと小麦粉が充実していて、しかもトロッとした食感がたまらない。今日は目の前で焼きあがった焼き立てを包んでくれた。15個入りで250円。関東でたこ焼きを買うのがあほらしくなる。
 呉ポートピアパークまでは、海岸沿いの道路を10kmくらい突っ走ることになる。途中、長いトンネルを避けて、その上の坂道を越えてゆく。なんだかんだいいながら、だんだん鍛えられてはいるようだ。らくらく越えて行ける。
 呉ポートピアパークは子供用の浅いプールがある関係で、子供連れが多かった。しかし、プールを離れた芝生などには、人気がほとんどない。
 自転車を海側のテラスに停め、売店で生ビールを買う。500円とチト高いが、500mlは入る紙コップに一杯一杯に入れてくれるので、なかなか気分はいい。こぼれないように一口飲んでからテラスに歩む。その瞬間、これだ、これが欲しかったんだという充実感がみなぎる(笑)。ああ、僕はこっちの方が峠よりずっと好きなのだ。僕は楽に走るために自転車に乗っているのだ。こういうグータラな、小さな旅がたまらなく好きなのだ。
 さっきのたこ焼きを取り出し、ビールをやりながらつつく。もー、たまらん。ビールが熱風にすぐ温んでしまうのも許せるくらいだ(早めに飲めばよかった)。
 ビールの後は、アルコールがさめるまで芝生でごろ寝。風が強い。気温は高く、日差しがじりじりと焼きつくようなのに、体感温度は低くて快適なのだ。芝生に寝転がったり、ベンチに横になったりしながら、心ゆくまで酔っ払いモードに浸る。
 17:00頃になり、さすがに帰ろうという気になった。またBD-1走らせ、二河川河口の公園で少し和み、それから帰った。
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