Strange Days

今夜の観望

2000年07月05日(水曜日) 23時55分 星見

 今日は会社で宴会があったので帰宅は20:30くらいだった。空を見ると雲が目立つ。今夜の観望も無理だと思い、かといってDiablo2をやる気力は無かったのでうだうだと時間を潰していた。
 1:00頃にふと空を見上げると、いつの間にか晴れ上がっている。これは見るしかないと思い、100EDをベランダに出した。
 シーイングは6/10程度。低高度ではもやったような不透明さがあるが、高高度では小さな暗い星までかなり見える。もっとも、この時刻になるといて座も西に低くなってしまい、南天には面白みのある星が見かけられなくなるのだが。
 今まで買い集めたアイピースの比較をしてみた。といっても100ED付属のもののほかは、LVシリーズとMEADE SW18mmだけだ。
 焦点距離の長い方から。
 BORGのH50mmはおまけだと思ったほうがいい。これをファインダーに使うということだが、視野が狭くて使い勝手がさほど良くないので、できれば別にファインダーをつけた方がいいだろう。アイピース単独としてもさほど評価すべき点はない。
 LV40mmは、見かけ視野が狭いが実視野はかなり広く(100EDに着けると18倍になるので)、大きな天体の観望や天体の位置確認に便利だ。しかしそういう特性なのか、僕の肉眼の性能なのか、星像が集束しない。これは100EDとの相性もあるかもしれない。特筆すべきはアイリリーフが32mmもあることだ。メガネどころかゴーグルをつけてもケラレなく覗けるかも。
 BORGのSWK22mmは、見かけ視野は70度近いもののアイリリーフが極端に短く、眼レンズと水晶体をくっつけるつもりで覗き込まないとケラレてしまう。また周辺に行くにしたがって星像が急速に崩れてしまう。しかし中心の星像は充分シャープだ。また軽くて安いので、多少目をつぶればお得なアイピースだと思う。
 MEADEのSW18mmは、さすがに見かけ視野が広くて周辺でも星像の崩れが少ない。しかし中心ではSWKの方が気持ちシャープに見える。これにBORGの2.2倍バローレンズを組み合わせると、月全体が視野にちょうど収まって気持ちよい。
 BORGのWO13.5mmはSWKと似たような傾向で周辺像の崩れが大きい。しかし中心像がシャープなのも同じ。見かけ視野が広いがアイリリーフが極端に短いのも同じ。また軽くて安いのも同じ。
 LV5mmは見かけ視野が狭いことを除けば、像はかなりシャープで崩れも少ない。アイリリーフも20mmあるので覗き易いのだが、100EDとの組み合わせでは瞳径が小さいので覗き込む姿勢が厳しくなる。LV4mmも同じ。
 こう見てくると、LV系は手堅い設計で、欠点が少なく、売れているのも分かるような気がする。しかし手持ちのアイピースでは8mmくらいのものが無いのだな。ワイドで安いのを探してみようと思う。それと、LVのズームは持っていると便利そうなので欲しいところだ。
 コーヒーを飲みながら、山羊座周辺の小さな星たちを気ままに散歩して、望遠鏡をしまいこんだ。


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