Strange Days

また星を見る

2000年08月26日(土曜日) 23時55分 星見

 今夜も空はよろしくない。今夜もシーイングは4/10から5/10程度。しかし木星の輝きは明瞭だったので、今夜はC8EXで星を見ることにした。
 このC8EX、10年落ちなのだが、丁寧に使われてきたのか鏡面の傷は見られない。もう10年は使えそうだ。これを100EDと入れ換えにGP赤道儀に載せる。そして木星を視野に入れようとした......。あれれ、なかなか入らないな。ファインダーの軸が狂っているのかもしれない。しばらく放っていたから。それでもなんとか無理やりに視界に納めようとしたが、ダメ。とうとう木星は桟に隠れてファインダーからは見えなくなった。そこで本体の方でサーチしてみたが、まったく星が見えない。ピントが合ってないのか?
 何がなんだかわからない。今までにない事態だ。いくらなんでも、LV40で50倍の視界には、星の一つでも入るだろう。しかしやがて、視界が明るくなったり暗くなったりすることがあるのに気づいた。これはピントが大きく狂い、星像が拡散してしまったためだろう。そこで明るくなるところまで望遠鏡を動かし、ピントを明るさが凝縮する方に動かし、また明るい点を探すというのを繰り返した。やがて、レコード状の光が目に入った。これは明らかにピントが少し狂った星像だ。そしてピントを合わすと、思いもしなかったくらい大きな木星が目に飛び込んできた。ムムム、ということは......。アイピースを良く見るとLV40ではなくLV4だった。500倍で捜天していたとは......。500倍で見る木星像は、結構はっきりと見えた。特に大赤斑とそれを巡る縞の蛇行が見えたのはびっくりだった。100EDではさすがにここまでは見えない。うーむ、やはり惑星観望用にはこっちが向いているな。


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