Strange Days

ロカティオ来襲

2000年09月30日(土曜日) 20時11分 デジタルギミック

 昼前、運動会が昼休みに入った頃、ドアのチャイムを鳴らす者があった。クロネコのおじさんだった。いや、クロネコのコスプレをした変なおじさんを思い浮かべてはいけない。ヤマト運輸の配送のヒトだったのだ。その手にはロカティオのパッケージがあった。受け取って、速攻で開封して使用を.....というところではたと困った。このロカティオ、NiMH電池2本で駆動するのだが、同封の物は未充電の状態なので、充電し終わるまで使えない。実は手許にはNiMH電池が12本もあるのだが、先週のうちに偶然全て使いきっていて、まさに充電中だったのだ。なんというタイミングの悪さ。しばし充電し終わるのを待つ。
 やがて最初に通電していたセットが充電し終わった。早速ロカティオに叩き込んだ。
 ロカティオはPalm3にGPSユニットをつけたくらいのサイズで、容積的には数割増しというところだろうか。ところが持ってみるとずっしり重く、倍はある感じだ。画面は1/4VGAサイズで、半透過型カラー液晶を使用している。表示はきれいで、明るいところと暗いところでは大変見やすい。しかし中途半端に暗いところではかえって見にくくなるのが困り者だ。CFスロットが二つあるが、一つはI/O専用で、モデムの類しか刺さらない。もう一つのメモリ専用スロットに余っていた15MBCFを差してみた。~
 内蔵アプリはまあまあ及第点だろうか。日本語入力は仮想キーボードや手描き漢字入力を選んで使える。しかしこの手描き認識がくせ者で、"う"の字を認識させようとしてもなぜだか"="になったりする。ストレスがたまる、しかし漢字の認識率はかなり高いようだ。
 内蔵アプリで不満なのはメモ帳が10ページ分くらいの容量しかないことだ。日本語入力用端末はMorphyOneを待たなければならないようだ。
 この機械にはやはり1/4VGAサイズのデジタルカメラが着いている。操作方法は単純なのだが、シャッターボタンがとてつもなく重いのだ。誤動作防止の意味もあるのだろうが、これではぶれが発生してしまう。
 さて、この機械はWebブラウザやメーラを搭載しているので、このままインターネットへのアクセスが可能だ。そこで手持ちのPHS、341Sを差してみたのだが、どうしてもうまく接続できない。まず、moperaとの接続を想定してないようだ。moperaはIDもパスワードも不要(というか無い)のだが、そういう設定を許してないようで「IDとパスワードを設定しろ」と申される。また他のプロバイダ、Biglobeを指定しても接続できない。ダイヤルアップ設定でのPHSの指定法は、機種名ではなくドコモPHSとかDDIのそれとかいった風に大雑把な括りで、機種毎の設定は自動的にやるらしい。341Sは未対応なので、そこでうまく行ってないのだろう。611Sに買い換えるか、いい機会だし。
 次にGPSを試してみた。インターネットアクセスできないので、DGPSは使えない。純GPSでお空をサーチさせてみた。経緯度が出るまで3分弱というところだろうか。正確な所在地がやっと分かった :) 地図連動はやはり試せない。
 そんなわけでコイツの実力発揮とまでは行かなかった。最大の問題はサードパーティ製のソフトがないことだ。まあ割り切って使うのは良さそう。


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