Strange Days

星を見た

2000年11月15日(水曜日) 23時55分 星見

 ソーサリアンのレベル5シナリオを解いていよいよドラゴンモードに突入した。途中までの各ボスは98版のソレと大差ない。しかし最後のドラゴンがでかくなってる。少なくともデザインは変わっている。しかし倒し方は同じだ。そして打倒すると真のエンディングが流れた。僕はソーサリアンではパーティメニューの曲、シナリオクリアの曲、そして真のエンディング2の曲が好きだ。特に真のエンディング2の曲は何時間聴いてても疲れないので、昔はよくBGM替わりに流していた。98版とメガドライブ版では真のエンディング1でドラゴン打倒の画像のままテロップが流れ、真のエンディング2ではキャラクタと背景がRGB各色ずつ抜けてゆき、最後は星が流れる背景のみになるという趣向だった。それが今度のソーサリアンでは真のエンディング1で星が流れる状態になり、真のエンディング2では1枚絵が表示された状態に変更されている。前の終わり方の方が良かったなあ。
 真のエンディング2を飽きるまで見て、なにかキーを押すと初期画面に戻り、やがてパーティメニューに戻る。この状態でさらに新しいシナリオが五つ追加される。今回の隠し機能だ。しかし新シナリオとはいっても、実はforeverのそれだったりする。この分だと追加シナリオも期待できそうだ。
 まあいい、本物の星を見よう。
 今夜は帰った頃には雨が降っていたのだが、1:00過ぎにふと空を見るときれいに晴れている。月が浩々と輝いている。早速ベランダに100EDを出した。
 オリオン座は西に傾き始めたところだったが、高度があるので透明な感じだ。月が近くにあるという悪条件なのだが、雨が大気中の浮遊物を流し去ったのか透明感が高い。
 まずはLVW42で小三ツ星を視界に収めた。オリオン大星雲の散光はかなり鮮やかだった。といっても色がわかるほどではない。コントラストはあまり悪化しない。いつもながら、視界一杯に明るい星、散光星雲、微光星がひしめく様は見ものだ。
 オリオン大星雲の細部を見るべく、UW6.7に換えた。90倍ではオリオン大星雲がちょうど視界の真中を占めるくらいだが、さらにトラペジウムの星が四つまで明確に分離できる。大口径だとさらに暗い星まで見えるそうだ。オリオン大星雲そのものはV字型に切れ込んだ星雲全体が良く見える。
 もう少し低倍率、SW18で30倍強で見ると、大体小三ツ星がギリギリ収まるくらいになる。この倍率でもトラペジウムは分離できる。
 逆にOr6+2.2倍バーローだと恐らく200倍弱程度だと思われるが、トラペジウムが拡大されて見えるものの、ややぼやけて見える。最近、100EDにちょっと物足りなさを感じるのはこういう点だったりする。といって100mm超の屈折は笠井のアクロマートを除いて高価だからなあ。笠井のはこういうシチュエーションがまさに向かないだろう。
 LVW42に戻して(それにしても重いアイピースだ)大三ツ星を視界に収めた。大三ツ星がすっぽり視界に収まり、その強烈な輝きの周囲に微光星が群れる様は圧巻だ。高価な2インチアイピースを買ってよかったと思う瞬間である。
 次にシリウスへと向け、M41を探してみた。高度が低いと背景に溶け込んで見失うくらい可愛らしい星団なのだが、今夜はシリウスを視界に収め、そのまま南にずらすとすぐに見つかった。透明度が高いので、光害が抑えられていたようだ。これでSW18を使うと、64度の視界の真中に割とこじんまりと収まる。M41にはUW6.7が向いているようだ。こっちだと、視界一杯に微光星が散らばって、非常に美しい眺めになる。もう少し大口径だとさらに星が明るくて華やいで見えるのだろうが、コントラストも悪化するので痛し痒しだ。
 しばしM41と対話した後、布団にもぐりこんだ。


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