Strange Days

江ノ島花見ポタリング始末記

2006年04月02日(日曜日) 19時37分 自転車 天気:くもりのち嵐

 今日は毎年恒例の江ノ島花見ポタリングの日だ。しかし天気予報は、無情にも雨の予報。この分では中止になるだろうと思っていた。しかし、とりあえずは集合場所には顔を出しておこうと思った。いつ雨になるか分からないような天気なので、自転車は馬車馬自転車のTCR-2。実は昨日の夜に、ペダルをディズナのロードペダルから、タイオガのシュアーフット・コンパクトに換えたので、その具合を見る意味もあった。ディズナのペダルは、ピンがどんどん脱落してしまって、雨の日には滑りやすいのだ。まあ、多少の雨でもあれば、その試験も出来るだろう。しかし、あんな恐ろしい目に遭おうとは、神ならぬ身には分からぬことだった。
 ともかくも、集合場所の戸塚駅西口に向かう。案外にいるもんだな……。かれこれ、8名が集まっていた。おの氏に至ってはタンデムでの登場だ。しかし、雨の予報が影響したのか、リカンベントは皆無だった。*1
 さて、天気は今一だが、川沿いに走り出した。さすがに桜は満開で、曇り空の下でも艶やかな色を見せている。今日は軽さを恃んで、久しぶりにCaplio GX8を持ってきた。これで走りながら撮影もする。
 藤沢の公園でかいち氏が合流。さらに途中の公園で休憩。なんとなく空が明るくなってきたような気がした。
 境川沿いに出て、いつものPINYでパンを購入。ここ、来る度に駐車場が増えているような気がする。
 それから、境川沿いに南下し、やがて片瀬江ノ島駅に到着した。
 江ノ島に渡るも、あまりの風にヨットハーバー先端には行かず*2、根元の建物で食事し、自転車をネタに話しこんだ。おの氏がBikeFridayのタンデムの折り畳みを披露。BD-1とそれほど大差無い大きさに畳めることを示し、一部を大いに洗脳したようだ。
 その後は埜庵に雪崩れ込む。例によってオーナーの厚意で2F席に陣取り、ぜんざいなどをいただきながら、のんびりと時間を過ごせた。が、この間に雨が降り始め、結構強く降っているように見えた。不吉な予感が過ぎる。
 果たして、意を決して外に出る頃には、かなりの雨量になっていた。全身用のレインスーツを着込み、頭はレインスーツの頭部覆いとレインキャップ、更にヘルメットカバーでカバーし、レイングローブ、足はゴアテックのトレッキングシューズという防備振り。
 マモル氏と東海道線の踏み切りで別れるまでは良かったのだが、かいち氏ともどもに北上する境川サイクリングロードに入ってからが凄かった。『今まで手加減しててごめんね』という天の声が聞こえそうな、激しい横殴りの雨が降りつけてきたのだ。しかも、不気味な遠雷まで聞こえる。もはや虚ろな笑いしか浮かばない。風がやや追い風だったのが救いだったか。
 湘南台でかいち氏と別れると、雷はいよいよ近づいているように思えてきた。来るなよ、こんな周りに何も無い所で!
 なんとか感電死は免れ、帰宅した頃には、両足ともに雨でずぶ濡れで、靴の中はじゃばじゃばとステキな音を立てていたほどだった。レイングローブも、これほどの雨の前には役立たない。やはり、ゴアテックには限界があるな。
 ともあれ、こんな雨の中でも、シュアーフット・コンパクトの食いつきは信用に足りるというのが分かったことだけが救いだった。
 いやはや、春の雨を舐めてはいかんな。


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