Strange Days

両リカンベントのギア構成を見直す

2006年08月31日(木曜日) 22時05分 自転車 天気:悪化中

 SatRDayのリアハブをXT化して、ロードスプロケでクロス化するのは、出来る限り早くやりたい。すると、今のカプレオなホイールが余るわけだが。
 それをBikeEに持って行きたいのだ。これで以前から検討だけはしてきたBikeE外装ギア化計画が、かなり単純になる。そもそも、SatRDayXT化はカプレオハブへの不満もあって立案したことなのだが、そのカプレオハブだって古いSRAMハブよりは、ずっとマシだ。
 BikeE外装ギア化のネックが、フロントディレイラーをどう付けるかということだ。フレームに穴を開けちゃった人も居るけど、貴重な*1BikeEのフレームに対しては、抵抗がある。そこでMTB用のEタイプならどうだろうと考えていたのだ。Eタイプの場合、BBでディレイラーの基部を挟み、さらに回転しないようにフレーム側にボルト一本で止める。このボルト止めの部分とアウター受けをどうにかすれば、割と簡単に取り付けできそうなのだ。ピラーを立てるよりは難易度が低くて済みそうだ。
 問題は、Eタイプが対応しているのはMTB用、それも44/32/22の通常タイプであるということだ。フロント44、リアにロードスプロケを持ってきてトップ12Tだとすると、ケイデンス90rpmでの最高速は30km/hに満たない。これはさすがに物足りなさ過ぎる。
 これにカプレオを組み合わせると、トップが9Tだから40km/h弱まで出る。たった3Tですごい差だな。なんだか行けそうだ。
 しかし、この場合はローが問題だ。カプレオハブは26T。MTBクランクのインナー22Tだとリア26Tでクランク一回転で1.27m進む。偶然、MTBに34Tを着けた場合に匹敵する。不整地の激坂を登るわけじゃないんだから、これはいくらなんでも軽すぎだ。感覚的に、リア2枚は無駄に軽すぎる。使わなきゃいいじゃんという考えもあるのだが。
 カプレオの場合、トップ3枚(9,10,11T)は、それぞれ隣のギアにアドオンされる特殊な構造になっている、らしい*2。しかし13T以下の6枚は、実は普通のギアと変わらない。これをばらして、保守部品の単体ギアと組み合わせることが出来るようだ。カプレオのギア構成は、9,10,11,13,15,17,20,23,26。このうち20,26の代わりに19,21を入れると、トップ3枚以外はギア間2枚差というクロスレシオを達成できる。19,21はロード用のものが使えるだろう。シマノのギアは歯数構成で微妙に設計を変えているという噂なので、あるいは変速性能が落ちるかもしれない。でもシフターには癖の少ない、融通の利くバーエンドシフターを使うつもりなので、それほど大きな問題とはならないだろう。
 BikeEはこれで行こう。SatRDayからカプレオハブのリアを持ってきて、ギア構成を換える。フロントはMTB用のクランクセットを使い、Eタイプのディレイラーを固定するパーツを作る。シフターはバーエンドシフターがあるのでこれを使う。長くて太目のバーエンドを上下逆に付け、その先にシフターを内蔵してやろうと思う。BikeEの短いストレート型ハンドルは疲れるので、本当はSatRDayみたいにカマキリ型を着けたいんだけど*3。ついでにブレーキも換えよう、前用にダイヤコンペのショートVを、リアにXTを買ってあるのだ。
 さて、ギア構成ついでにXTハブ化SatRDayのそれを見直すと、フロントミドル42Tの場合に12.6~28.6km/hという速度域は、ちょっとビミョー。フロントなんざほとんど変速しないで過ごすだろうから、もう少しトップが欲しい。そこで46T辺りに入れ替えると、13.8~31.1km/hと、今のBD-1のそれにほぼ近似する。本当ならアウターも56Tにしてミドルの速度域から離したいが、チェーンを延長しなければならないだろうから、チェーンを換えるタイミングでやることにしよう。
 とりあえず、スポークを買ってきて、XTハブのホイールを組むことだな。そうしないと、なにも始まらないんだから。


Add Comments


____