Strange Days

GW2KケースのATX化

2001年01月20日(土曜日) 23時35分 コンピュータ

 去年の終わり頃、Windowsな機械の増強が終わった。次はOS/2な1号機とLinuxな3号機だ。1号機でやることは簡単だ。メインボードとプロセッサを換えるだけ。しかも現用のメモリがPC100(CL2)なので、それを流用することを考えればAthlonベースになるのは確実だ。問題は、現用の音源のSB64がISAボードであることくらいだろう。しかしKT133ベースのMBでもISA付きのものはあったし、無くてもSB64をお蔵入りさせて、他の適当な音源を探してくればよいだけだ。
 大きな問題がありそうなのは、3号機の方だったりする。3号機の方は、現状ではMMX Pentiumプロセッサ200MHzのデュアルを運用しており、SIMMベースで256MBにしてある。これを前に2号機で使用していたPentium2プロセッサ400MHデュアルの構成にしたいのである。まずメモリは捨てなければならない。こういう構成は珍しいから、売ってもいいかもしれない。物好きが買うかも。メモリを512MBくらい買うことは、今はもう問題ではなくなっている。問題はメインボードだ。3号機のケースはGatewayの旧型ケースで、ATファクタの設計になっている。今、ATファクタで、スロット1デュアルなどという構成のMBは無さそうだ。というより、ATファクタのMBを探す方が難しい。ということで、早くも暗礁に乗り上げそうなのである。
 しかし世の中にはチャレンジングな人々も多いのである。この旧型GW2Kケースに愛着があり、ATXベースに改造してしまう人がたくさんいるらしいのだ。そうした情報をウェブで探して回った。
 まず、ATファクタとATXファクタではメインボードのネジ位置などはかなり共通だ。問題はATXの場合はバックパネルへの各種I/Oの開口が、ATとは大きく異なるということだ。ATではこれらはケース側に固定し、ケーブルで接続していた。しかしATXでは全てMBに直接ビルトインされるのだ。その結果、まずケース背面を改造しなければならなくなる。また電源そのものが異なるのでこれも交換せざるを得ない。しかしこのATX電源は、高熱を発するプロセッサに直接風を送る設計になっており、実はATXファクタではMBの位置と電源の推奨位置が決まっている。しかしこのケースではもちろんそういう配慮はされてないから、プロセッサの冷却では問題が起きそうに思える。しかしこれは、後方排気式の電源にするとか、あるいはケース前面の吸気ファンを排気式に換えるなどの手がある。念のために、筐体内ファンを追加することも考慮しなければならないかもしれない。最後に、ケースに造り付けのスイッチ類、例えば電源スイッチのコンパチビリティの問題がある。電源スイッチの方式は変わり、従来だと電源を直接操作するものだったのに対し、ATXではMBからの信号で操作するものになっている。ほとんどコンパチではないと思った方が良さそうだ。これを解決するには、もちろんスイッチを換えなければならない。しかし、幸いにしてリセットスイッチを流用するという手があるそうだ。
 この先も使い続けて行くことを考えれば、ここで改造してしまうのはいい考えのように思える。


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