Strange Days

鎌倉リベンジ行

2001年08月09日(木曜日) 21時18分 自転車 天気:くもり時々晴

 昼前に目覚めた。今日は鎌倉に再挑戦するつもりだ。
 前回は熱中症とハンガーノックにやられてしまったが、今回は曇り空なのでその分楽そうだ。また新兵器もある。明治乳業のVAAMだ。こいつは脂肪を効率的に燃焼させてくれる成分が含まれているので、サイクリングのように有酸素運動を主体とするスポーツでは、大きな威力を発揮する、らしい。
 今日はハードロック号の出撃だ。こいつの輪行袋はまだ買ってないので、こいつで行く限りは帰路も自走せざるを得ない。そういう不退転の決意で望む俺様だった(まあしんどくなったらそこでさっさと引き返すつもりだったが)。
 アパートを出たのは13:30くらい。まずは境川サイクリングロードまで走る。狭い多いの長後街道が一番疲れる。サイクリングロードに入って、快調にぶっ飛ばして、藤沢市内に入る。国道を通って江ノ島駅へと。この辺でも以前と違って全くしんどくない。いいぜ、このまま行こう。やがてあっと言う間に江ノ島駅に。駅近くのコンビニでおやつを仕入れておいた。
 江ノ島近辺は、やはり平日だからか、前と違って人手が少なく、通行しやすい。駅前の通りを抜け、海に至った。海沿いの道に自転車を走らせる。一つ目の坂を越えると、長い砂浜が目に入った。そこに自転車を停められそうな場所があったので、道を横断するために押しボタン式横断歩道の押しボタンを押した。これが物凄く長い。5分くらい経って、やっと青になった。イミナイジャ~ン。その前に、車の切れ目で渡る方がよかった。
 渡った先にある、砂浜に下りる階段の上の小スペースに自転車を止め、おやつをぱくつく。海からは風があり、その辺で泳ぐ連中もすがすがしい光景だ。たぶん海保のパトロールなんだろう、頭上をアエロスパシアルのヘリが何度も過った。
 まったりとしばし和み、さてどうしようかと思った。交通量が多いので、道路の向こうに渡るのは面倒くさそうだ。このまま帰っちゃうか? なんてことを、砂浜に降りたりしながら逡巡し、やがて車の切れ目を見つけて向こう側の車線に渡った。
 ここからは快調に自転車を飛ばし、やがて鎌倉に到着。若宮大路に入り、自転車を押したり乗ったりしながら、鶴岡八幡宮に到着した。
 鶴岡八幡宮では、祭りでもあるのか、参道にたくさんの灯籠が並んでいた。その多くには絵や書が書きつけてある。
 八幡宮には参らず(すいませんMTBを置いていけないもんで)、清めの水で手と顔を洗う。冷たくて気持ちいい!
 さて、ここからは戻りだ。そろそろ日が差していて、熱中症になりそうだったので、持ってきたダイエー88円ミネラルウォーターを頭にぶっかけてみた。これはいい。風で熱気が吸い取られるようだ。さらにVAAMを一本飲み干した。
 若宮大路を由比ヶ浜まで戻り、そこからは今度は海側を走って戻った。前回は鎌倉から輪行して戻ったので、こちらを進むのは初めての経験だ。こちら側はそれなりの遊歩道が続いていて、自転車を走らせやすい。ただし、稲村ヶ崎までだ。ここからは狭い歩道しかないので、車道を進む方が有利になる。
 やがて江ノ島口に到着。国道467号線に戻る。
 境川サイクリングロードへと戻る途中、アクシデントに見舞われた。街中の信号待からの発進時、なぜだかなぜか転倒してしまったのだ。それに驚いたのか、発進しないで止まっていたトラックの運ちゃんに、苦笑いしながら「ゴメンゴメン」する俺様。世間のいい笑い者だ。
 自転車を起こし、気を取り直して、と。ぅゎぁ、左のブレーキが逝かれてる! ブレーキレバーからケーブルが外れているのだ。幸い、右ブレーキは無事なので走れないことは無い。しかし、左ブレーキは効きにくい=コントロール用なので、ストップ・アンド・ゴーの多い街中では怖い。藤沢市内をサイクリングロードまで進む間、半分位自転車を押していた。
 サイクリングロードに入り、湘南台に向かうことに決めた。これを買ったマルシュで直してもらうのがいいだろう。だがどれくらいかかるだろうか。今日中に直らないのなら、明日帰省するつもりだから、受け取れるのは20日以降ということになる。明日朝一で受け取るか。などとシミュレーションしながら、マルシュに向かった。
 湘南台に入り、マルシュに行くと、ちょうど店長が店先に居たので故障箇所を見せた。店長は早速直し始める。「いつまでかかります?」と聞く雰囲気ではない。5分後、「直りました」と店長。そんな簡単だったのか!(びっくり) むしろ対応に困る俺様だった。「いくらになります?」と聞くと「いいですよ」と店長。ありがたいことにただで直してくれた。感謝しながら家路を急いだ。
 帰宅したのは18:30くらい。暗くなったらライトはどうしよう(バッグがあると前を照らせない)と心配していたが、暗くなる前に帰宅できた。走行距離は53km弱。VAAMが効きまくったのか、疲労感はほとんどない。これなら90kmなんて楽勝だ。
 期待のフロントバッグは、出発時には威勢よく上向きだったのだが、帰宅時にはカクンと下を向いてしまっている。締め方が緩いのかと思ってペンチでさらに締め上げると、ピアノ線がポキンと折れた(はからずも笑)。帰省から戻ったら再挑戦しよう。


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