Strange Days

呉の町を走る

2002年05月01日(水曜日) 22時00分 自転車 天気:雨のちくもり

 前日、実家への帰着直後から、雨が降り始めた。ぎりぎりで助かった気分だが、同時にせっかく用意した雨具を使えなかった点が残念にも思う。
 その雨は、今朝まで残っていたが、やがてそれも上がり、路面が乾き始めた。今日は一日休養かと思っていたが、雨が上がったのなら別だ。MR-4Fで散歩に出かけた。
 まずモリスに寄る。大盛りを食らう。んまい。相変わらずのうまさ。
 モリスの帰路、フライケーキを買って、いったんうちに戻った。
 フライケーキを食いながら一服し、再び散歩に出かける。市の広報誌かなんかの断片を見て、本通り6丁目に広に抜けるトンネルが開通したことを知ったのだ。もう、東畑を越えてゆく必要は無いのだ。自転車でも気楽に広まで出かけられる。残念なことに、広に出かける用事はなさそうだが。しかし、話の種に通ってみたい。
 本通りまで走り、辺りを見回しつつ走って行くと......ありました。新しいトンネル、休山トンネルが。歩道は南側にしかないが、幅がかなり広い。生活道路だからな。自転車3台が悠々すれ違えそうだ。
 歩道を走って行くと、途中に車の待避所が2ヶ所あり、やがてあっけなく広に抜ける。これは便利。前は電車か、峠越えで時間も金も掛かったからなあ。
 広に来たとて用事も無く、そそくさと引き返す。
 本通りを流し、呉鎮跡(要するに海自呉地方隊その他)を目指す。赤レンガで有名な集会所で曲がり、坂道を登ってゆくと、鎮守府司令長官公邸が見える。道を挟んで、呉市美術館もあり。しまった、ワイヤロックを持ってこなかったので、今日は入れないなあ。まあ、夏のお楽しみとしとこう。
 様々な塑像がならぶ道を下り、今度は音戸の瀬戸目指して走り出した。最初のうちは平地で道幅も広く、快適だった。やがて坂出現。しかし、難なく登ってゆく。坂は嫌だが、段々登るのが苦痛でなくなってくる自分が怖い。右に自衛隊の護衛艦、潜水艦、支援艦が並んでいる。帰りに眺めようと思い、とりあえず素通り。
 自衛隊桟橋の前を通り過ぎると、ふたたびかなりの坂が待っている。ここもえっちらおっちら登ってゆく。なんと、片側通行同士の立体交差になっている。そこまでして場所を稼がねばならないほど、この辺りでは平地が貴重なのか。すぐ側に製鉄所が占有しているからだろうか。
 この坂も抜け、しばし走ると、道はますます狭くなる。かといって歩道を走るのもつらい。段差が大きく、かつ狭いのだ。タイミングを見て、一気に突っ走った。
 その先で、音戸の渡船場、音戸大橋、音戸の瀬戸への分岐がある。音戸の瀬戸への道を少し走ると、何度も見たことがある海上灯篭が現れた。対岸には清盛塚が見える。いや、こっちが清盛塚で、対岸は参拝所だっけ。なんにせよ、子供の頃に何度も来た場所を再訪するのは、ちょっとした感慨がある。頭上、はるか高くに、音戸大橋がそびえている。
 一服して、来た道を戻り、海自桟橋に戻った。潜水艦が多いなあ。数えてみると、10隻いる。あれ、潜水艦の定数は16隻じゃないのか。帰宅して、兄と話していて気づいたのだが、この中には退役して特務艦になったものも係留されていたのだ。しかし、それでも自衛隊の潜水艦戦力の相当数が、この日は港にあったわけだ。潜水艦乗りにもGWがあったのかもしれない。


Add Comments


____