Strange Days

長州ツーリング(1日目)

2004年08月11日(水曜日) 20時08分 天気:なかなか良い

 新幹線で新山口に向かい、こぐ夫妻と落ち合った。そこから山口~秋吉台自転車道を走り、秋吉台へ。秋芳洞を見てから食事を取り、この後どうするかということになったのだが。


 朝は6:30に起床。母に朝食を作ってもらい、呉駅へと向かった。在来線で広島駅に向かい、新幹線で新山口へと向かう。しかし小郡という由緒ある駅名を、新山口などという恥も外聞も無い駅名に変えたのにはびっくりだぜ。ぐーぐる先生に尋ねてみると、『のぞみを停めるために改名した』という一文を発見した。どういう関連があるんだろう。
 駅南口に出て、BD-1を展開し、セキサイダーにKIMM 35lをくくりつけた。このKIMMシリーズ、コンプレッションコードが充実していて、ぎゅうぎゅう締め上げると、それなりに細くなってくれる。おかげで、ペダリング中にかかととぶつかることも無い。いい感じにGoodだ。
 それにしても暑うなりそうじゃのー、などと周りを眺めていたら、こぐ夫妻が登場した。こぐ氏はいつもの*1重装備BD-1。あゆこ女史はそれよりも軽やかそうな、しかしやっぱりそれなりに重そうなBrompton7速版だ。
 駅の売店で水の類を手に入れ、早速出発。まずは駅の南東から北西に抜け、『山口~秋吉台自転車道』へと向かった。そこまでは車道を走る。
 我がBD-1は絶好調だが、実はペダルが絶不調だ。Ritchyの古いMTN Comp V1(赤)を着けているのだが、左側の片面にクリートがなかなか嵌まらない状態だ。この間整備するまでは問題なかったのに。ということは、"整備"が仇になったのかっ!(吐血)
 やがて自転車道へと入ったので、あゆこ女史に先行してもらい、その後をゆっくりと……とはいかずそれなりのペースで走った。良く整備された自転車道だった。しかしほとんどの区間を車道と併走している上、日陰があまり無いので、休むのには苦労する。また予想以上にコンビニ、自販機の類が少なかった。補給にはやや難ありだ。
 適宜休憩を取りながら、秋吉台へと向かう。秋吉台近くでは車道を大きく外れ、川沿いの道を走ることになる。この区間は清清しく、気持ちよく走れた。
 終点まで走ると、すぐそこが秋芳洞への入り口だった。駐輪場に自転車を停め、いざ秋芳洞探検へと向かった。
 以前、秋吉台に来たのは、僕が小学生だった頃だ。四半世紀以上も前になるんだな。その頃の記憶は、あまりにもおぼろげで、ほとんど役に立たなかった。
 秋芳洞に近づくと、急激に気温が下がっていった。洞窟内は気温が一定だと聞いていたが、なるほど外にさえこれほどの影響を与えているんだな。
 一の瀬を渡り、洞窟に入った直後のところで、『探検コース』の看板が立っている。\300なりを支払うと、懐中電灯を借りられて、普通なら立ち入り出来ないような、洞窟内の上層へと立ち入ることが出来るのだ。こぐ氏は行く気満々で、僕にも異論は無い。
 コースは、入り口を入って50mくらいのところから始まり、30mほど入り口寄りの場所に降りる、ループ状のものだ。通常コースのように照明は無く、懐中電灯*2の明かりだけが頼りだが、柵は整備されていて、最悪の転落事故は防げるようになっていた。履いていたのはマウンテンバイク用の靴だったのだが、クリートが岩で滑るのが恐ろしかった。
 コース全体は割愛。非常に湿度が高くてカメラが心配だったが、どうにか動作してくれた。
 入り口に戻り、ここらで腹ごしらえしようということになった。ガイドブックに載っていた禅師そばとやらを食おうと、とある店に向かった。が、なんとその店は閉館してしまっていたのだった。たまたま(?)いた(元?)店の人に、近くで同じものが食べられると聞かされて、そちらへと進路を取った。
 土産物屋と食堂を併設したその店で、こぐ氏はその禅師そばを注文した。一方、僕は食欲が湧かず、肉うどんでごまかした。あゆこ女史は、なんだったっけ*3
 食後は、秋吉台の展望台へと、えっちらおっちら登っていった。事前に地図で検討した時には、もしかしたら20%かもというくらいの登りに読めたのだが、実際は最大でも15%超程度で済んだようだ。それでも十分にきつかったのだが。
 とにかく登りきり、こぐ夫妻を待ってから、展望台へと向かった。この展望台からの眺めは良かったのだが、水分補給に気を取られ、実はそれどころではなかったのだ。とりあえず、この辺りがほぼ最高所と当たりをつけておいた。
 以前から痛んでいたあゆこ女史の膝が、これ以上持ちそうにないということで、あゆこ女史はここからバス輪行で萩市に向かうことになった。僕とこぐ氏は、この先もえっちらおっちら走って、萩市に入ることになる。
 もう登りは無いだろうという見込みと異なり、少しばかりの登りはあった。その後は細かいアップダウンはあったものの、ほぼ下り傾向だった。秋吉台のスケールの大きな風景の中を走る道行は楽しかった。
 秋吉台の北端には景清洞という比較的穴場な洞窟があるのだが、今回は時間的にパスせざるを得なかった。次があるなら、秋芳洞よりはここを攻めてみたい。
 GPSを頼りに進み、やがて阿武川へと出た。萩市の周囲を流れる川で、ここをたどれば自動的にたどり着けるはずだ。下り気味の快適な道行きで、まだ日がある時間に今夜の宿にたどり着くことが出来た。宿は萩の家という民宿で、主が気さくに迎え入れてくれた。あゆこ女史は既に到着していた。
 早めに風呂に入り、食事は民宿らしく宿泊客全員が一斉に招集されるスタイルだった。やはり海鮮が充実したメニューだった。
 その後は一人部屋だったので、うだうだと寝転がっているうちに眠くなり、早々に就眠した。
 今日は秋吉台へと向かう道、萩へと向かう道、それぞれ楽しむことが出来た。もう少し時間的余裕があったらねと思う。
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