Strange Days

暗黒の日から一年

2002年09月11日(水曜日) 00時00分 思考 天気:くもりのち晴れ

 あれから一年が経った。去年の9/11の日記を読み返すと、核戦争が起こるだのジェノサイドだの、自分のおびえている様子がうかがえて笑える。しかし、今もイラク絡みでちらちらやばい話が聞こえてくるなど、これが単なる笑い話に終始してないのが恐ろしい。それでも、全面核戦争という可能性は、もう考えなくて良さそうだ。だが、中東が灰になる(あるいはその他の地域で核テロがある)という可能性は、まだ残ったままだ。
 アメリカにとって幸いなのは、中近東の一般市民たちが、積極的にはラーディン一派を支持していないことだ。少なくとも、表立っては支持できないという雰囲気が出来たのは、アメリカの中東戦略にとって大きな助けになるはずだ。反面、隠然たる支持があることも確かであり、アルカイーダに対するイスラム教徒たちの態度が試されているのと同様、アメリカ、そしてそれを支持する日本を始めとする先進諸国もまた、その態度を問われているのだと言うことを、忘れるわけにはいかない。


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