Strange Days

伊豆大島ツアー三日目

2002年11月17日(日曜日) 19時00分 自転車 天気:相変わらずくもりだが

・シングルトラックをのんびり
 朝、6:45に起床する予定だった。いつもなら携帯電話のアラーム(一発で目がさめる)を使うところだが、なんと昨日の時点で電池切れになってしまったので、やむなくPalmのアラームを使う。いまいち音が小さいので懸念していたのだが、案の定、7:00過ぎになってようやく目がさめた。携帯電話の電池、もうへたってきたのか?
 慌てて大広間に向かい、朝食に間に合わせた。
 みんな宴会続きで(ほとんど宴会の合間に走っている)疲れているのか、あまり声が出てない。丹羽氏が今日の予定を説明する。朝食後、海沿いのシングルトラックを走るのだ。その際、うまい人、それなりの人、初めての人と、三つにグループ分けしたいという。僕はシングルトラックは2回目だが、前回とはバイクが違うので、躊躇無く初心者コースを選択。他ににち氏、71歳のご老人、女性二人、そして普段はロードに乗っているというMTB初心者の男性(昨日怪我をしているのもあるんだろう)がグループを作った。引率は和田ハジメ氏と、山アドスタッフ二人。
 それぞれのグループに(だいたい)分かれ、昨日登った道を途中まで行く。途中で海沿いの遊歩道へ下る道に折れ、記念碑の前で全グループ集まっての記念撮影となった。その後、各グループに分かれ、散歩道に侵入して行く。
 散歩道は、大半がダブルトラック、一部シングルトラック程度の道幅で、海沿いにアップダウンしながら続いている。轍が刻まれ、大小の岩がゴロゴロしているものの、難敵である木の根はほとんどない。段差に阻まれたり、轍にはまって立ち往生したりすることはあるものの、概ね乗って行ける道だ。10/26のコースよりは、難易度は思い切り低い。それと、バイクが違うのも影響しているのだろう。サイズが合っているので、重心移動がやりやすいし、ブレインショックの威力で、上りのペダリングも、下りも非常にやりやすい。なんか、10回くらい挑んだら、かなり上達できそうな手応えだ。
 シングルトラックの終点は、大島公園に続くトンネル(後でBコースの参加者に聞くと、この長いトンネルを抜けて公園に入ったところで折り返したそうだ)の手前、丸石が敷き詰められたような海岸だった。そこで一休み。折り返してきた他グループを見送った後、我々も帰途に着いた。
 その途中、Bグループの激坂チャレンジに遭遇。僕もチャレンジしたが、スタッフのアシストでやっと上がれる状態だった。しかし、頭で「体重を前に」と分かっていても、体は着いて行ってないことが良く分かった。
・さらば伊豆大島
 宿に戻り、風呂で汗を流した後は、庭でバーベキューパーティだ。まずは厨房で中ジョッキをせしめて、外に出てバーベキューに加わる。様々な海鮮、定番の肉、野菜、焼きそばがうまそう。丹羽氏が漬け込んでいた牛、豚が大人気。焼く側から売れて行く。
 今日は気温が低いので、火の側はありがたい。南会津でもご一緒した菅原氏が、小手を手に肉を捌いている。意外な妙技は、さすが関西の生まれ。「帰るときの方が、体重は増えている」と聞いていたが、このパーティで完全に駄目押しされたようなもんだ。
 パーティの後は、マイクロバスに分乗して、港まで移動する。しばしの待ち時間の後、各自の自転車を積み、再び船上の人となった。出港時間がきて、みるみるうちに港が遠くなって行く。この期に及んで空が晴れ始めたのが憎い。しかし、次回はきっと晴れ渡った空の下で、スーパーダウンヒルができるだろう。
 帰りは2等船室で、ほとんど寝て過ごした。気が付くと、デッキでの宴(まだやっとるのか)に加わっていたはずのにち氏も、隣で寝転がっている。船酔いしたとか。
 僕は船酔いも無く、気が付くと横浜港は間近。デッキで下船準備をして、お世話になった人たちに別れを告げ、船を下りる。振り返ると、僕らを運んだ船が、次第に遠ざかって行く。船上に見える東京行き組に手を振って、見えなくなるまで見送った。


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