Strange Days

COLNAGO様で軽く走ってきた

2004年10月17日(日曜日) 21時55分 自転車 天気:いい天気になった

 目覚めると、いいお天気だった。うむ、ちょっと100kmばかり走ってくるか。などということも無く、なんとなく意気が挙がらず、昼まで二度寝してしまった。
 昼過ぎ、さすがにだらけすぎと思い、まあ江ノ島まで出てみるかと、MasterXLを引き出した。をを、白く輝くチェーンがまぶしいぞ。
 境川サイクリングロードを南下する。意外に人出は少ない。風が冷たくなってきたからか。そう、今日はなんだか寒く感じるのだ。
 人の少なさと、やや追い風気味なのに助けられて、ほとんど30km/hオーバーで走っていけた。アウターで回して行ける。
 今日、初めてわかったことがある。僕は今まで、ロードバイクというものに乗ったことが無かったのだ。TCR-2はまあロードバイクという種別だし、軽く走れるつもりだった。だがMasterXLは、TCR-2とは全然違う自転車だ。TCR-2は、ともするとインナーでべたーっと走って行きたくなる、乗り手に手を抜かせる自転車だ。しかしMasterXLは、乗り手の能力の許す限り、より重いギアを、より速いクランク回転数をと唆して来るような感覚があるのだ。走行感がなぜかTCR-2よりも更に軽く、2~3枚重いギアを踏めるというのもある。TCR-2で無理やりアウターを選んだ時のように、スプロケはローすれすれという情けない状況に陥ることがない。まあ、様になるわけだ。しかし、それがポジションの違いに由来するのか、それとも車重なのか、いまいち見分けがつかない。
 一つ、大きく違う点に気づいた。30km/hから上の速度域で走っている時、不快な振動の伝わり方が違うのだ。TCR-2では、速度を上げれば上げるほど、細かな段差からの衝撃を強く伝えるようになる。しかしMasterXLの場合、その度合いが少ないように感じたのだ。それが、もっと速く、という感覚につながっているのかもしれない。
 ある意味、TCR-2は純粋な競技車なのかも知れない。平坦で、よく整備されたコースを走る場合、TCR-2のビハインドは、それほど深刻には現れないのだろう。だが、現実世界に広がるroadを走る時、MasterXLの美点が生きてくるのだろう。そういう意味で、MasterXLこそがRoadBikeと呼ぶのに相応しいと思った。
 MasterXLの素晴らしい乗り味とは別に、乗り手はなぜか不調だった。サイクリングロード南端で休憩を取ると、なんだか頭がくらくらしてきた。鼻水が止まらない。これは、風邪か。そういえば、二度寝したときに、布団からはみ出して震えていたんだ。江ノ島は諦めて、帰ろう。
 帰路はやや向かい風ということもあり、インナーに落としてだらだら走っていった。こういう走りでも文句を言わないのも好ましい。

Add Comments


____