Strange Days

TCR-2の整備と疲労回復ポタ

2003年03月23日(日曜日) 00時00分 自転車 天気:くもり

 昨日の疲労が全身に残る朝である。が、ばったり寝込んだおかげで、目覚めは遅くなかった。
 そろそろ本格的ツーリングシーズンなので、TCR-2の整備をしよう。3000km走ったので、いい加減汚れがたまっているだろう。
 TCR-2をアパートの通路に引き出し、メンテスタンドに載せた。チェーンが凄く汚れている。まずは、これをなんとかしないと。
 フィニッシュラインのパーツウォッシャーを取り出した。ポリタンクの一部がへこんで洗浄槽のようになっているもので、中にクリーナー溶剤を溜めて置ける。
 クリーナーを入れ、噴霧器を取り付け、チェーンカッターで外したチェーンを洗浄槽に入れた。そしてクリーナーを吹きつけながら、チェーンを磨き上げて行く。コマの継ぎ目にびっしりこびりついた汚れを落とし、内側にもブラシを当てると、買った当時の輝きが戻ってきた。ディグリーザーをじゃんじゃん使いながら洗浄する方が手っ取り早いが、こうして丁寧に洗浄するとピカピカになってくれる。これはこれで気持ちいい。
 さらに前後のホイールをワックスで磨き、タイヤも交換した。今まではユッチンソンのREFLEX BASICという安いグレードのものだったが、これは走行感も耐久性も非常に良かった。まさか3000kmも耐えるとは。さすがに側面に亀裂が入り始めたので、交換することにしたのだ。今度はパナレーサーのSTRADIUS ELITE。これも高いものではないが、耐久性が良いという売りなので選択した。本当は、サイドに赤いラインが入っているのが気に入っただけなのだが。次はミシェランかな。
 ここで、中のチューブを替えたいなと思った。手持ちのチューブは一本だけだ。じゃあ買いに出かけよう。
 トレンクルを引っ張り出して、サガミに向かった。No.3店でトレンクルに着けるためのサイクリングコンピュータ、もうすぐ無くなりそうなワックスなどを購入。サイクルセンター店でチューブを見繕った。が、どうもヴィットリアのモノしかないようだ。これ、あまりいい評判を聞かないのだが。それでも、選択の余地は無いので、購入しておいた。
 境川沿いに出て、ふと気が向いて飯田牧場に立ち寄る。久しぶりのソフトクリームを食す。今日は人手が多かったのか、交通整理の人が立っていた。
 帰宅して、TCR-2整備の続き。タイヤを交換する。まず前から。ユッチンソンを外し、パナをはめる。外すのはレバーが必要だったが、入れるのは手だけで出来た。うん、なんかコツが分かってきた。手首の返しと、タイヤのねじれが決め手だ。今ならSTELVIOへのリベンジも可能かもしれない。STELVIO......ふと、あの嫌な記憶が蘇った。
 さて、新しいタイヤはなんと150PSI(10BAR以上)入るらしい。とりあえず9BAR入れてみよう。シュコシュコ......さすがにこの気圧になると、安いフロアポンプでは辛いくらいだ。体重をかけながら入れないと無理だ。気圧計でチェックしながら9BARまで入れてみた。
 さて、次はリア側だ。こちらもタイヤを外そうと、入れ替え終わったフロント側を壁に立てかけようと思った瞬間だった。
『!!!』
 何かが起こった。なにかが。一瞬難聴になり、耳鳴りがキーンとする。何かが弾けたのだ、何かが......そうだ、なんと替えたばかりのチューブがバーストしたのだ。
 手に取っていたフロント側ホイールを見ると、きっちりはまっていたタイヤのビード部が外れてしまっている。チューブがバーストした勢いで、ビードが落ちたようだ。なんて威力だ。
 チューブを引き出してみると、チューブは蟻の門渡り......いやチューブ接合部から裂けていた。高気圧に耐えられなかったのか。なんて軟弱な代物だ。
 それにしても、第二次湾岸戦争勃発というこの時期にこれか。STELVIOの時は米大統領訪日の厳戒態勢下での事件だった。わざわざこんな時期にバーストしやがって......。まったく、過激派だと誤解されて憲兵隊に踏み込まれたらどうしてくれるのだ。
 まあ、ともあれ、ゲンが悪いので残ったヴィットリアのチューブは使わないことにした。前に使っていたKENDAのを再利用しよう。新しいチューブを買っておかないと。
 再度、KENDAのチューブを入れ、また空気を入れなおしておいた。こちらはしばらく経ってもバーストする様子は無い。後ろも替えておいた。
 さらにギア類もピカピカに磨き、クランクも外して磨いた。そしてBBも外し、こびりついた汚れを落とし、入れなおしておいた。全部組み付け直し、チェーンもルブを塗ってから巻きなおすと、輝きもまぶしいくらいピカピカになったぜ。早速、試走に出かける。実はクランクがぜんぜんはまってなくて困ったりもしたが、締めなおしてから運動公園を一周すると、心なしか前よりクランクが軽い。うーん、これはトレーニングコースを走って見なければ分からないかも。しかし、前より少しブレーキが効きにくくなった気がした。なんというか、同じパナのTECHNOVA2を入れたMR-4F改のような感じなのだ。少しスリップしやすいのだろうか? でも、これもリム側面をソフトストーンで磨いた名残かもしれない。


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