Strange Days

服部牧場を探せ、改め、竹本の携帯電話を探せオフ

2003年11月02日(日曜日) 00時00分 自転車 天気:いい天気だったのだがっ

 今日は北の方、宮が瀬、津久井辺りに走るつもりだった。そのことを昨夜に神奈川支部の掲示板に書いておいたら、こぐ夫妻からの同行の申し入れがあった。いちおう、10:00に町田集合とする。
 朝は7:30に起きて、準備をしてTCR-2で出動した。市道環状4号を通り、瀬谷から海軍道路を北上しようとすると、すげえ渋滞にぶつかった。なんでも"瀬谷祭り"なるイベントが開かれているらしい。この辺、横浜市内には珍しい"原っぱ"がある場所だ。特設駐車場へと入る自動車が溢れ、進行がかなり遅くなった。ここで時間を食ってしまい、JR町田西口に到着したのは、10:15分前後になってしまった。既にこぐ夫妻は到着しており、少々待たせてしまったようだ。
 行き当たりばったりの道行きで、これという進路を決めてなかったが、こぐ氏から相原のラッテ近辺に、おいしいカレー屋さんがあるとの情報を得た。ではそこまで、尾根緑道を通ってゆこうということになり、まずは境川沿いに北上していった。日差しは暖かく、のんびりと走ってゆけた。ここまでは天国のようにのどかな一日の予感があったのだが。
 目印の橋で東に折れ、以前の櫻屋&(予定には無かった)小山田シングルトラックツアーで通った尾根緑道を、今度は端から入ってゆくことにしていた。その南端が見え、さあ走ってゆこうかという時だった。あっ、携帯電話が無い。フロントのAllRounder Miniのサイドに挿していた電話が無い。慌てて二人を呼び止めて、事情を説明すると、親切なこぐ氏は一緒に探してくれるということになった。あゆこ女史はここに残り、二人で来た道を逆走しながら、探していった。
 気軽に走って抜けるのと異なり、何かを探して路面を注意深く観察しながらの走行は、とても気疲れするものだ。特に、それが徒労に終わったとあっては。町田まで戻っても見つからず、また北上しつつ探してみたが、これも空振りに終わった。はぁ、なんてこった。まあ、近々新機種に買い換える気になっていたので、紛失したこと自体はそれほどショックではない。しかし住所録などの情報が悪用される可能性には、かなり参った。
 とりあえず尾根緑道に戻ろうという途中で、下ってきたあゆこ女史と邂逅した。こぐ氏から携帯電話を紛失した際の心得などのレクチャーを受け、かなり気が楽になる。こぐ夫妻にはいくら感謝してもしたりない気分だが、同時に楽しいサイクリングのはずがトラブル体験にすり替わってしまい、申し訳ない気分にもなっていた。
 とりあえず、食事にしようということになり、近所のサガミ(いやうどん屋の方の)に入った。僕は味噌煮込みうどんを食す。悪くないね。でも、やっぱ名古屋は山本屋のあれには全然かなわないが。麺の生煮え具合とか(爆)。いや、だんだんアレが良くなるのですね。
 腹を満たすと、人間というものは現金なもので、気分的にはもうほとんど回復してしまった。まあ、なるようにしかならないだろうという気分だ。むしろ今後の予防策、もうああいう危うい場所には入れないとか、ちゃんとポーチに入れて持ち歩くとか、考える方が前向きだ。
 あゆこ女史は、この近くで凄い自転車屋を見たという。モールトンが展示されているとかなんとか。ピンと来た。そう、ここは淵野辺で、かのケルビムが近くにあるはずなのだ。果たして、そのケルビムであるらしい。では寄ってみようということになった。
 ショップは広く、多数のフレームの他、パーツ類も幾ばくか置いてあった。ちょうど、雑誌などでよく見かける店主の今野氏が、数人のお客さんを相手になにごとか熱心に語っていた。そういえば、ラテックスチューブの予備が無いなと思い探してみたが、見つからなかった。やはりビルダーとしての営業が主体で、パーツ類はサービスっぽい。
 フレームを見て回る。やはり気になったのが20インチのコンパクトロードと、同サイズのツーリング車。ロードを一通り体験したら、こういうツーリング車を作ってもらうのもいいなあ。
 店を出て、南町田までこぐ夫妻と走った。八王子街道との交点で別れ、一路帰宅した。携帯電話を落としたのは痛かったが、それ以外にはいくつか収穫があった日だった。


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