Strange Days

第11回東京・南会津サイクルトレイン2日目

2008年06月01日(日曜日) 23時14分 , 自転車 ( 自転車旅行記 )

 昨日の雨から一転して、好天に恵まれた2日目。只見から取って返し、布沢の分校跡で食事をし、軽く峠越えなどしながら走っていったのだった。しかし、内実少々しんどかった。


 なんとなく分かってきたのだが、今回は目に見えない集団がCコースに一括参加したらしい。主導者が居て一括で申し込みということでは無かったようだ。mixiのコミュニティを舞台に、概ね二つくらいの緩やかな集団が連絡を取り合いながら申し込んできた結果、Cコースだけが即座に満員になるという状況になったらしい。要するに申し込み開始の情報がその集団内で飛び交い、一斉に申し込んだ結果がそうだったというわけだ。ううむ、mixi、恐るべし。なんだかんだ言われつつも、コミュニケーションのツールとしては立派に機能しているな。
 さて、昨夜は僕が寝ていた部屋で宴会があったようで、少し騒がしかった気もするが、全然関係なくひたすら爆睡していた。連日残業の影響もあろうが、昨日からやや不調だったこともあったようだ。朝起きても、頭が重い。食事もイマイチ入らない。まあ、今日は晴れてるし、頑張るさ。
 お世話になったますやさんから、ひとまずは蒲生岳の方に走る。蒲生岳は只見のマッターホルンと呼ばれているそうな。北壁辺りには何百人という遭難者の遺骨が埋まっているのだろう。ちょうど山開きで、物凄い急傾斜の山肌をよじ登る登山客の姿を遠望できた。
 近くには只見線蒲生駅がある。ちょうど1日に3~4往復しかないという列車がやってきたので、鉄橋とともに撮る。ん、下に誰か居ねえ?
 その後、只見駅を訪れる。ここで観光協会っぽいところからお土産を頂く。それが、只見の四季を追った素敵な写真集だった。気が利いてるな。変な置物なんかよりいい。
 ますやに一度戻り、川沿いに走って布沢集落に向かった。前にも行った『森の分校ふざわ』を目指して走る。気温が高くなり、段々と消耗してゆく。
 ふざわに着き、朝食を頂く。主菜はもちで、けんちん餅、納豆餅、餡子餅で頂くのだ。餅が粒度の洗い田舎風のもので、うまくて困る。米の味からして違う。これに山菜の副菜が着くのだが、これもうまくて泣きそうだ。
 さらにおいしい湧き水を求めて山中に分け入り、そのまま低い峠を越えた。疲労が足に来ていたのでボヤキつつ登る。
 峠から爽快に駆け下りると、いよいよ最後の目的地、湯ら里に向かう。去年の紅葉サイクリングで立ち寄った温泉だ。駐車場にBD-1を横たえて、南会津の日程を終えた。よく働く自転車だ。
 この温泉、この辺では珍しい、茶褐色の重い温泉で、すこぶる温まる。
 ここからトラックとバスで会津田島に移動し、行きと同じ車両で南会津に別れを告げた。なんと来年の秋までサイクルトレインの実施は無いそうだ。東武の都合ということだ。
 帰りの車中、hai氏のアンテナ経由で目にしていた方のポケロケプロを拝見させていただき、その際にそのハズバンドらしき方とメカの話で盛り上がる。シマノのクランクを旋盤で拡孔してシールドベアリング化したり、dahonの折り畳みをいつの間にかフルデュラ化してしまったりという秘密活動をされているらしい。図面を引ける人、旋盤を使える人が知り合いに居るので出来るとか。いや、うらやましい。ミニ旋盤ではどうにもならない世界だ。
 浅草からはhai氏に引いてもらって東京に出て、そこから輪行で帰宅した。疲れたが、今回も楽しめた。

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