Strange Days

湯河原ツアー下見

2004年01月25日(日曜日) 19時00分 自転車 天気:晴れ

 7:00に目が覚めた。さて、今日は湯河原に行ってくるか。しかし、布団の中でぬくぬくしながら考えていると、なんとなく三浦半島周回も魅力的に思えてきた。要は鮪を食いたいのだ。いつもの反時計回りルートでは、三崎着が早すぎる。今日は時計回りに走ろうかなと考えた。こっちの方が、北風を背負えるので、冬場は有利なはず。こっちの方が、例えば横浜集合などが可能になるので、一度やってみようかなと思っていたのだ。が、やっぱり初志を貫徹しなくてはと思い直し、湯河原行き決定。
 自転車はどれにしよう。坂のことを考えると、MR-4FとBD-1のどちらかになるのだが、過去はMR-4Fでばかり登っていたな。今日はBD-1にしよう。こっちの方が、流石に輪行が簡単だし。
 地下鉄で戸塚、戸塚で東海道線熱海行きを待ち、湯河原下車は10:40くらいだった。まだ梅の時期には早いだろうと思っていたのだが、しかし改札口は団体客で混雑中。富士急バスの幕山行き臨時便が出ているようだ。
 BD-1を展開し、一度海岸方面へ通り、途中の5叉路で適当に進路を変えた。GPSを見ながら走って行くとどうやらこの道は正解だったようで、やがて幕山と往来するバスと行き会うようになった。
 幕山から流れる小さな川に突き当たったところで、また進路を変える。川沿いに走ってゆく途中で、7-11をば発見。補給に困ることは無さそうだ。
 幕山公園までは結構な登りをこなすものの、交通量の少な目の舗装路で、道順も難しくは無い。幕山が見える。『未知との遭遇』に登場したデビルズ・マウンテンを思わせる、面白い形をした山だった。そしてその麓一杯に、梅林が広がっているのだ。
 幕山公園での駐輪場所は、第一駐車場の更に置く、『進入禁止』の看板付近の向かって左側に止めるのが正解らしい。スペースは十分にあり、例え変態^H^H^H^H変わった自転車の集団で襲撃しても、困ることは無さそうだ。
 公園は、意外なくらい風光明媚なところで、きれいに整備されている。幕山はロック・クライミングの名所の一つなので、公園から、幕山の中腹に走る岩脈に取り付くクライマーの姿が良く見える。公園の外周に沿って、出店(木で組んだ小屋)が並んでおり、みやげ物や食べ物が売られている。客が意外に多いのが印象的だった。この分では、シーズンには足の踏み場も無いかもしれない。足の踏み場といえば、公園の広場にはなにかの木(梅?)のチップが敷かれており、独特の踏み心地と香りがあった。全体的に、手入れが非常に行き届いた公園だった。
 公園をうろついていると、『梅ソフト』の文字を発見。翡翠たんが密かに自家製造していそうなキツイ物ではなく、ほのかに梅の香る、なかなか美味でまともな代物だった。だが、そもそも、そこまでして梅風味をつけなくても。
 一通り見たので、今度は奥湯河原へと登ることにした。湯河原駅にとって返す。下りで、距離が短いので、10分あれば十分なくらいだった。
 奥湯河原への登りは、既に2度も体験しているので、ペースも掴みやすく、問題は無い。しかし、やはり急傾斜は疲れるのである。インナーに落としたまま登り続け、リアを6速、7速、8速、そして遂にローに落とした。この奥湯河原、目的地の広河原に近づくほど傾斜が激しくなるという傾向がある。最後の方は、死力を尽くさねばならない。
 ローに落としたところで、片道一杯に並んで歩いている(交通量が少ないので気になるわけではないが)妙齢(うちの母よりは若いくらい)のご婦人たちを追い抜いた。「うわっ、すごい。こんなところ自転車で登ってる」などと声援を受ける。日本人的なアルカイック・スマイルで応えつつ、脇をすり抜けた。さらに上って行くと、ようやく紅葉亭への最後ののぼりに掛かった。ここが一番苦しいところ。とうとうペダルを回す足が止まりかけたくらいだ。だが何とか乗り切り、紅葉亭の駐車場に滑り込んだ。
 駐車場で自転車に鍵をかけ、駐輪場の目星をつけていると、先ほどの団体が到着。目的地は同じだった。記念撮影を始めたので、一枚とって差し上げる。
 紅葉亭は団体客があったようで、満員だった。待ちリストに記帳して15分ほど待つと、ようやく招き入れられた。今日は味噌おでん、天ざるうどん、そしてデザートに蕎麦掻汁粉を頼んだ。うどんは初めての体験だったが、腰が異常なくらい強く、印象的な出来だった。蕎麦だけではなく、うどんもイケる。
 1時間ほどくつろいで、やおら店を出た。下りいつもの通り、あっという間だ。良く効くVブレーキのBD-1は、下りではMR-4Fよりも信用が置けそうに思う。だが、小径ゆえに、あっという間にジャックナイフしそうなのが怖い。
 万葉公園に立ち寄り、こごめの湯の位置を確認した。なんとなく時間が惜しかったので入らなかったが、結構ちゃんとした施設であった。足湯だけではなく、ちゃんとした温泉で汗を流したいというのなら、ここは使えそうだ。
 湯河原駅まで戻り、いつの間にか出来ていた駅隣のカフェで一服入れ、それから東海道線で帰還した。
 今日でいろんな懸案事項が潰れたので、BD-MLで募集して、ツアーを決行しようと思う。


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