あまり見所の無い二日目。そもそも強い南風に悪戦苦闘の道行きとなった。
二日目は長浜を出て琵琶湖畔を走り、京都に入る行程だ。前回ではあまりいい印象の無かった道行だが、さて。
朝はホテルで朝食を取り、自転車を湖畔の道に沿って南下させてゆく。ホテルの駐輪場にあるコインランドリーで
寝ていた猫。よほど人に馴れているのだろう。玩んでも逃げようともしない。
湖畔の道は、出来るだけ幹線を避けて走った。こんな
住宅地の中や、
岬に沿った古道を走る。淡々と走っていったが、南風が強いためにかなり消耗する。また、時折雨粒がぱらつく天気なので雨具を羽織っていたのだが、着ているとなぜか空に晴れ間が見える。どうやら晴乞い能力を獲得できたようだ。
昼食は前回は立ち寄りだけだった鮎屋の郷。名前からして水産物がおいしそうじゃないか。ようし、
肉うどんだ!(なに) 例によって消耗すると肉うどんとカツ丼の法則が発動していた。要するに、予想外に消耗していたのだ。
この辺から
近江大橋に至る道行が辛かった。前回もこの辺の記憶はほとんど残ってない。大阪組と合流したことと、気分的にやりきれなくて(あ)氏ともども車道を突っ走ったことくらいか。今回の旅でも、この辺のことはあまり記憶に残りそうに無い。
橋を渡り、公園でほっと一息つく。この先はこれほどの風に遭わないですむだろう。残るは逢坂の登坂のみだ。と、この時は思っていた。公園から対岸を見ると、なにやら
異様な建造物が見える。その時は分からなかったが、画像を拡大すると下がガラス張りで、なんらかの施設だと判明した。
逢坂に向かい、登坂し始めた。まず
蝉丸神社に向かう。
折りよく電車が来たので、一枚。
頂上まで上り、
石碑をパチリ。
ここで登坂は終わりと思いきや、さらにもう一つの坂が待っていた。こっちの方が長いようで、気分的には辛かった。
さらに、ここにきてとうとう空が決壊し、強い雨が降り始める。市街地を突っ走り、全身がずぶ濡れになる前になんとか宿に到着した。後15分も遅れていたら、文字通り濡れ鼠になっていたところだ。
夕食は、繁華街にある釜飯屋、月村で。釜飯が炊き上がるまで、一品料理を頼んでビールで乾杯する。もう、あまり走ることは無い。これは
冷たい煮大根。次に
鰤の焼き物。さらに
焼き茄子と来てから、真打の
鶏釜登場。お値段は張るが、うま~でした。
ほろ酔い気分でホテルに戻る頃には、またしても土砂降りになっていた。明日も雨かなあ。