Strange Days

西伊豆ツーリング初日

2009年12月29日(火曜日) 23時17分 自転車 ( 自転車旅行記 ) , デジタルカメラ , 天気:快晴だ

 突発的に決めた西伊豆ツーリングに出かけた。
 朝早い東海道線に乗るべく、戸塚まで自走する。途中、意外な場所で朝日に遭遇する。ここ、初日の出観測点に良さそう。
 戸塚から小田原、熱海と乗り継ぎ、沼津で降りる。ポケロケを展開し、まずは大瀬崎を目指す。道はまあまあ良かったが、ここですでに結構な上りに遭遇する。しかし、ポケロケだといいペースで上がって行ける。
 次第にコツをつかみながら、しかし強い西風に圧倒されつつ進む。大瀬崎は遠望するだけで通り過ぎた。
 想像したより辛いのは、200m超級の上りが散見されるからだろう。伊豆は峠と入江しか無い感じだ。しかし高所に登る結果、井田戸田と眺めのいい場所に到達できる。
 土肥港に到着したのは昼過ぎ。食事は次の宇久須でのつもりだったが、そろそろガス切れだ。予め目星をつけておいたさくら食堂に向かう。その前に土肥にある世界最大の花時計をカメラに収めた。
 さくら食堂では天ぷら定食を頼む。流石に港街だけあって、魚介類のレベルは高い。海老天のプリプリぶりが嬉しい。またそんなに高くもなかった。
 ここまで走って、まだ半分くらいかと見積もっていた。果たして今夜の宿まで辿りつけるだろうかと心配していたのだが、よく地図を見直すと既に7割方走り終わっているのが分かり、焦眉を開いた。この時期にナイトランは嫌だもんな。
 その後は時間に急かされたこともあり、幹線道路を突っ走ったのだが、この辺が今まで走った中では髄一の嫌な道だった。車道はいいのだが、トンネルが怖い。狭くて自転車が逃げるスペースが無く、歩道も狭くて下手すると転落しかねない。また所々に泥が固まっているのだ。おかげで自転車が結構汚れてしまった。迂回路があればそうしたかったが、我慢して、短いトンネルは一気に走りぬけ、長い場所は歩道を慎重に進んだ。時期柄か、交通量が結構あったのも嫌だった。
 しかし、トンネルを除けばいい感じだ。坂道も、ペダルに足を載せるととにかく前に進んでくれるくらいの軽さで、手持ちの自転車の中では坂道に強い自転車と言える。大いに助かった。
 ふと振り向くと、富士山が背中を押してくれるようにしてそびえ立っていた。
 宿を取った松崎には、16:00には入った。宿に荷物を置き、港を探索する。この街はなまこ壁が売りで、古い商家がそのまま保存されていた。
 今にも日が暮れそうで、いい塩梅の夕日を拝めそうだが、港では南西の断崖が邪魔になって拝めない。自転車を走らせると、北東のホテル街の岸壁が絶好のポイントだった。しばし、カメラを働かせる。いい夕日だ。カメラに撮るより、目で見て心に収めて置きたい夕日だった。
 それから夕食に出かけたが、目を付けていた店がいずれも正月休みで閉まっていて、開いている店も超満員。諦めて、コンビニで買った弁当を食って、酒を飲んでふて寝した。


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