Strange Days

新装備公試

2010年08月15日(日曜日) 20時31分 自転車 ( 自転車いじり ) , デジタルカメラ 天気:晴れ

 今日も今日とてダラダラ過ごす。が、一日中部屋にこもっているのは鬱屈する。そこで涼しくなる夕方に出撃というのが筋だろう(なんのだ)。というわけで、そろそろ日差しが和らいできた夕刻、境川に向かった。
 自転車は整備の結果を見る意味もあってポケロケを選択した。うん、RDの調整が決まって、変速もきれいに決まる。
 今日は新装備の公試も兼ねている。新装備とは、先日Wiggleより届いた、OrtliebのTrack35だ。Ortliebの製品なので完全防水だが、これはメッセンジャーバッグ*1と同じく背負式のバックパックだ。メッセンジャーバッグとの違いは、コンベンショナルなそれに近いレイアウトを持っている点だ。つまり、1気室式でなにも付加する余地のない潔いメッセンジャーバッグに対し、2気室式*2で、左右にはネオプレーン製のボトルポケットまである。それなりに制限はありそうだが、事実上完全防水なのは、雨対策に苦労するツーリング時には、絶対的なアドバンテージだ。またメッセンジャーバッグよりも融通が効きそうだ。
 バッグにカメラ、ポンプ類を収め、境川を下ってゆく。途中、果樹園でを買った。梨の目利きなんぞ出来ないので、形が歪でない、均一に熟成されつつあるように見える玉を選んだ。
 南端休憩所まで下り、ポケロケを適当に停める。今のステムの状況。110mmに変えたのと合わせ、以前のステムはアップ側*3に取り付けていたのを、ホリゾンタル側に着けた。アップにしたのは、なんとなくネック部が頼りなく見え、強度を稼ぐ意味があったのだが、強度はなんら問題がないと分かってきたので、こう着け直した。やはり、こう付けるとロードっぽく、カッコよく見える。
 さて、今日の新装備、Track35だ。造りが造りだけに重そうだが、意外にそうでもない。重いと言っても、自転車用バックパックの類はそもそも重いものが多いので、さほど差を感じない。
 ストラップ類ががっしりしているので暑そうだが、実は背面はこんな風に強度金具+メッシュで支える形式なので、手持ちのバッグの中でも最も快適だった。この形式のモノはDeuterの既に廃盤になったQuacerの他は、大型バッグではあまり見ないものだ。ともあれ、この背面の形式が効いて、こんな暑いのに背中はそれほど蒸れない。
 地味に便利なのが2気室式な点だ。このように主気室に補助気室がピギーバックされている。この口は、Ortliebの非ジッパー系バッグと同じく、巻き込んでベルトでタイダウンするものだ。そこがちょっともどかしいが、どちらの気室もそれぞれに干渉しないで開閉でき、またバランスも何も考えないでとにかく巻き込んでタイダウンするだけなので、思ったよりも煩わしくない。むしろ、ジッパーのように『硬くて閉まらねー!』などと悩む要が無い分、気楽ではなかろうか。
 左右のポケットは未知数だが、自転車用ボトルならしっかり保持してくれそうだ。またすぐに取り出したいものを入れておくのにも便利だろう。また内部のインナーバッグが、メッセンジャーバッグのそれに比べて大型化し、ポケットも増えている点も便利だ。メッセンジャーバッグのものは財布くらいしか入らなかったが、これは加えて電子機器、工具まで入りそうだ。
 このバッグ、重さを除けば自転車用に最適とも言えるのだが、最大の難が全長があって柔軟性に欠けることだ。そのため、ロードバイクのポジションだと、バッグ上端が邪魔になって首が上がらないのだ。僕はあえてストラップを緩め、背負い位置を下げることでなんとか回避したが、身長165cmくらいでロードバイクに使いたい向きには難しいように思う。同じTrackシリーズでも27の方が可能性ありそうだ。もちろん、ツーリング車のように楽なポジションならば、干渉は少ないと思う。
 全体的によく出来たバッグだ。荷物は自転車に背負わせるというのがセオリーだろうが、輪行の手間を考えるとバックパック+輪行袋(の自転車)にまとまる大型バックパックも捨てがたい。ちなみに国内の価格は\22000程度なのに対し、Wiggleだと\12000で買える上、この価格ならWiggleの無料配送になる。凄い価格差だな。税法の差もあるのだろうが。
 帰路、境川遊水地に立ち寄る。今日はグラウンドに降り、ビオトープの近くから鳥を狙った。しかし暑さ故か鳥に動きが少なく、また高度がビオトープ間際なのが災いし、草が邪魔になってあまり鳥が見えない。ここは超望遠を担いで、上の遊歩道から狙う方がいいかも知れぬ。
 夕陽を見送りつつ、帰宅。


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