今日も早起きして、昼前に出かけた。ただし、歩きで。吾妻山公園に菜の花を撮りに行きたいと思ったのだ。吾妻山公園は名前の通り小山にあるので、頂上まで結構歩く。普通の靴じゃないと辛いので、自転車じゃなくて電車で出かけた。カメラは迷ったが、D90に18-200VR2を着け、12-24mmも持った。超望遠域をカバーするために、一応はPowershot SX10も持っていった。
電車で二宮に出る。吾妻山公園へは、いつも二宮駅近くの長い階段から登っていた。今回は北側にある中里口に向かった。へいこら15分ほども歩き、中里口を登り始める。結構急だが、階段が無いのが南側との違いだ。時間的には、階段を登るほうが早い。
登り切って、頂上の展望台に向かう。結構な人出。カメラ爺とお姉をたくさん見かけた。いやほんと、50代の男性と30代の女性と思しき人々ばかりが、一眼を抱えてウロウロしているのだ。
ここからは
太平洋が輝いて見える。しかしこれが、ファインダーに入ってくるとキツイ。目が焼けそう。
菜の花は盛りだった。一眼と言わず、コンデジやケータイを構えた人々が、あちこちで撮りまくっている。人を入れない構図を作るのは至難の業だ。
以前に撮った構図で、
撮り直してみる。後で見直すと、
以前撮った時はもっとアップだったな。
せっかくなので、
超広角でも撮ってみた。こっちの方が、いちめんのなのはなっぽくて良い。新聞記事にするなら、
こういう写真の方が向いているのかな。
実際のところ、カメラな人々は、なぜか手持ち無沙汰な顔だ。実は、ここから見えるはずの
富士山が雲に覆われていて、なかなか全身を表さないのだ。やっと頂上が見えた瞬間に撮った。
陽が傾いてくると、次第に雲が増えてきた。太陽が時折雲に隠れ、
遠くの海に光を落とす。光を見る前におまえは死ぬのだ。
一方で、南方は晴れていて、
すっきり海が見える。
しばらく、僕も富士山待ちでうろついていたが、むしろ雲が増えてきたので、諦めて帰ることに。しかし、帰路にもお楽しみが待っている。
最初、降り口を間違えて、
吾妻神社方面に出てしまった。せっかくなので、参拝してゆく。祭神は倭建命と弟橘媛。倭建命は、よく考えると人を次々と騙し討し、神を殺そうともした不敬者だが、生き馬の目を抜く現代社会では、むしろ信仰されるべき存在かも知れない……のか……?
浅間神社も参拝しておこう。祭神は咲夜さんじゃなくて木花咲耶姫。近所の山に噴火されては堪らんので、念入りに安全を祈願した。
さて、二宮駅への下り口辺りに、水仙が群生して甘い匂いを漂わせている。これは
真っ白な品種。時間的に、群生地が日陰だったので、
地味な写真になる。
二宮駅まで歩いて帰宅した。自転車には乗らなかったが、結構運動できた一日だった。