Strange Days

自信満々のうろ覚え

2004年02月25日(水曜日) 11時47分 思考

 昨日の日記で思い出した。なんかの書き物でどうしても『AがBの食事のおこぼれに与る』という表現を使う必要が生じた。そのものずばりの表現は『ご相伴に与る』だが、この読みを"そうはん"と記憶してしまっていた。"そうはん"をPCの日本語入力で変換しても"相伴"とはならないので、困ってしまったものだ。なんということだ、今や『御相伴』(いうまでもなく脳内音声では"ごそうはん")という言葉すら死語になっているのか。美しい日本の言葉はどこに行ってしまうのだ、などと嘆いたりしてな。しかしどうしてもこの言葉を使いたい。そこで読んで笑える辞書として愛用中の新明解国語辞典を引いたところ、見当たらない。PCにインストールしてある広辞苑にすら見つからない。さすがにここで自分の知識に疑問を抱き、"そうはん"の近辺を探してみたが、それでも見当たらない。悪いことに、調べているうちに、漢字表現の方も曖昧になってしまっていた。他の辞書はこの世のどこに行ってしまったか見当もつかない(腐海のどこかに埋没しているのであろう)。
 そこで、『~に与る』の用例を思い出し、Google先生に尋ねたところ、やっと『ごしょうばん』という読みであることを発見した。というか、この瞬間にそう習ったことを思い出した。こういう曖昧な情報の検索は、インターネット検索の方が便利だなあ。
 こういう誤った読みを記憶している事例は、まだまだ大量にあるはずなのだが、日常生活では多用しないため、なかなか発覚しないものだ。
 正しい知識のために、書き物をしましょうという結論(それでいいのか)。


Add Comments


____