今日はずっと西方に、虹の松原辺りまで走ろうかと思っていたが、行ってもただ松林があるだけでは、と思い直す。そこで、以前にも行った門司を再訪することにした。
さてさて、せっかくBromptonを持ってきたんだから、走らねばならぬな。とはいえ、ものすごく暑いので、熱死の可能性は避けたい。
事前の想定では、今日は博多市街を抜けて西に走り、虹の松原や、場合によっては輪行でその向こうにまで抜けるつもりだった。しかし、こんなクソ暑い日に、長距離走りたくはない。
そこで、逆方向の門司に出ることに。去年、こば氏と遊びに来て、魅力的な土地だったのだが、生憎の雨で今ひとつ回りきれなかった。その拾遺だ。
JRで
門司駅に出る。おっと、カメラ忘れた(汗)。今回、旅行用カメラとしてやはり便利なPowershot SX10を選択したのだが、朝にバッグに詰め忘れたようだ。その代わり、Radarのカメラを働かせた。このスマートフォン、WP7.5がマイナーなためか、アプリの出来がイマイチなのだが、カメラとしての使い勝手はいい。同じ画素数のDefyに比較しても、断然良い感じに撮れる。
門司駅から、
関門大橋方面に走る。橋直下の和布刈神社に参拝。ここは壇ノ浦の戦いを前に、平家一門が戦勝祈願した神社という……って、つまりご利益なかったってことじゃないか?
人道トンネル口を過ぎ、さらに進んだ辺りの小さなガレージっぽい店で、
シーフードカレーを。うん、カレー+シーフードだった。それ以上のマジックは御座らぬ。
その隣に、九州鉄道記念館からここまで走る、トロッコ列車の折り返し点がある。駅横に機関車と客車が保存されていて、
客車の中に喫茶室がある。カフェインの定時点滴のために入店。窓からの眺めがいいぞ。
門司に取って返す。
この店、前にも入れなかったんだよな。自転車できたから。今回もだ。
可動橋の開閉を観察。右側、長い方のセグメントはケーブルで釣っているから分かるのだが、左側はどうやってるんだろう? アナウンスを聞きそびれたので、よくわからない。ピボットの部分をしげしげと眺めていたのだが、ついぞ理解できなかった。
今日は時間があるので、駅横の九州鉄道記念館を訪問した。Twitterでは小倉のお菓子がどうとかアドバイスをしこたま受けていたのだが、
ついついグリースの匂いに走っちゃったぜ。
いつ見ても、
上の運転室に登ってみたくなる特急車両。
本館では様々な鉄道資料をしこたま拝める。あまり客がいない時間帯だったので、じっくり眺めた。1日過ごすボリュームはないが、門司観光とパックでならちょうどいいくらい。
あまり海沿いばかり走るのもつまらないので、内陸に、本来の市街地に走った。
裏通りでは、あちこちに『焼きカレー』の掲示が。売り出し中らしいが。
市街地の、地味な裏道を走っていたら、
こんな濃い場所を発見。細いアーケードが、車道を挟んで100m程も続いている。中は見事なシャッター街になっているのが残念だが、往時にはさぞ活気に溢れていたことだろう。入り口の店だけ元気なのは、この手のアーケード遺構の定番だが、中程に入った漬物屋、茶葉店、そしてミシンがフル稼働している雰囲気の洋裁店など、見所があった。
門司を後にして、次に訪問したのがここ、
志賀島。ここも前に来たことがある。夕陽を眺めに来たのだが、暑いし、まだ大分間がある。たまらず、蒙古塚の近くで見つけたママドックという店で、その
ママドックを。ホットドックにコーンが入ってますというもの。お店のママさん、その場にいたなんとなく通信社の人っぽいおじさんと、夕陽を撮りに来てね、でも間があるよ、という話をする。そうだな、なんか、待ちくたびれた。
夕陽は諦め、島の残りを集会してから、宿に戻った。しかし、こうも連日暑いと、ビールが旨くて弱る。