Strange Days

初冬の湘南でmokichiる

2013年12月07日(土曜日) 20時45分 自転車 ( 自転車散歩 ) , 思考 , 天気:晴れたね

 さてさて、今日はお久しぶりに熊澤酒造系催事。藤沢のmokichiで酒飲もうというツーリングだ*1
 11:00に町田に集まる。今日は輪行前提なので、MR-4Rで行った。駐輪場に自転車を止めてマクドで待っていると、お久しぶりなこぐ氏が登場。あゆこ女史は輪行したようだ。
 こぐ氏は特定秘密保護法の反対デモに参加されたとのこと。欠陥はあれど、代替策がないのだから制定は必須と考える拙者、しばし議論する。小学校の感想レベルのことを書くが、結局のところ、着地点を探そうとせずに、何が何でも反対という考えに、僕自身は共感を持てないのだ。そういう認識は、こぐ氏ら反対者サイドにもあるらしい。だが、彼らからすれば、さりとても反対しないわけにはいかないし、声を上げる限りは主張の中核に集中するべきとなるのも、またやむを得ないのかもしれないと見えた。
 反原発というポジションに対してもそうなのだが、その主張だけが目の前に提示されても、共感できない人は全く共感できないだろう。共感はできないまでも、そのポジションに至る力学への理解が無ければ、歩み寄ることすらも難しい。そして、その理解へと至るためには、かなりの想像力と、忍耐を必要とされる。なぜならば、そもそも歩み寄り、理解し合う価値と意味が、簡単には見いだせないのだから。
 これがシングルイシュー型闘争の、最大の罪ではなかろうか。本当ならば、歩み寄れる場所がどこかにあるはずなのに、「秘密保護法=絶対悪」というイシューが提示された瞬間、その可能性は消滅し、まるで階級闘争のような、思想上の殺し合いに堕してしまうのだから。そのイシューの対岸で、「秘密保護法=必要」と直結する側にも、やはり同じ力学が働いている。僕自身は秘密保護法は必要だと考えるが、様々な欠陥があり*2、改善が必須な法なのだということを、常に念頭に置いておきたい。
 まるでソーカルが作文したような、言語明瞭かつ意味不明な一文をモノしてしまったが、めんどくさいのでこのまま投げ出してしまうのであった。今日はサイクリングだしぃ。しかし、こぐ氏のように別の考えを持つ人と自由に結びつけてくれるのだから、自転車という趣味は誠に得難いものなのである。
 さて、おなじみのこば氏、@nak家が集結し終わったので、まずはアサノでカツカレー。既に何人か並んでいたが、半分ずつ入店して、程なく揃う。先代は、店の前で客の交通整理をしている。相変わらず、スパイシーで得難い味わいだ。
 食後、境川を淡々と南下してゆくのである。湘南台の高架を過ぎた、見晴らしの良い辺りと、遊水地情報センターで小休止。良い天気だ。
 藤沢で一瞬だけ引地川に向かい、そこから明治中学校近辺へと向かう。この辺にあるはずのアイスクリーム屋、リコッタに立ち寄りたかった。ところが、どうも営業している気配がない。別の会社が入ってるようだし。すると、対面の新聞配達店の人が教えてくれた。数年前に廃業したのだと。それ以降も、こうして迂闊な人間*3が来るので、こうして教えてあげているのだそうな。ありがたいことだ。リコッタが亡くなったのは残念だが、経緯が分かったのでスッキリした。
 その後、辻堂まで走り、名物迷走を経て、海岸線まで。辻堂海浜公園に来た辺りで、日が赤み始めた。そして海岸線で、見事な夕陽を。波が穏やかなので、いい夕景を拝めた。
 茅ヶ崎駅まで走り、mokichi入り。まずは黒だ! 豊穣な味わいを楽しみつつ、料理も適当に頼む。一足早めの忘年会みたいになった。美味しかった、楽しかった(小並感)。
 茅ヶ崎から輪行で帰宅。充実した一日になりました。


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