Strange Days

カレラのシトリー

2014年03月06日(木曜日) 22時16分 自転車 天気:好天だが寒い

 タイトルのブツを買った。カレラはヘルメットメーカーだから、必然的にヘルメットの話題だ。シトリーというのは、去年くらいに発表された、”折りたたみ”ヘルメットのこと。
 旅に出るとき、自転車もさることながら、ヘルメットの扱いも結構困るものだ。基本的に半球形のかさばる形で、何にしても容量を食う。バックパックの場合はバンジーコード等でピギーバックする事も出来るが、電車での取り回しや、空路での手荷物預けに往生することになる。
 その対策として、当然折りたたみヘルメットという解が考えられる。しかし、自転車用折りたたみヘルメットというものは、実に少ない。所謂カスクは従来からあったが、これは頭頂部以外の保護にあまり貢献しないものだとか。材質の違いから、衝撃吸収性も低い。
 数年前に出たのが、日本ではdahonが扱っているPango。これは本格的な折りたたみヘルメットで、側板を折りたたむことで、かさばる容量を削減できる。素晴らしい。しかし、見た目はトップの方にボリュームが集中するので異様だし、そもそもの重量が、500gもある。軽いヘルメットだと200g以下なのに。
 とはいえ、背に腹は代えられないので、SatRDayをトラベルケースに収めるという、ある意味極限の小容量化を強いられるパターンでは、多用してきた。普通に荷物を減らしたい時には、この折りたたみ機構はありがたい。しかし、走りだすと、この重さが首に来る。見た目ほどには風通しが悪くないのは、救いではあるが。
 そういうわけで、Pangoは便利に使っていたものの、満足できたわけではない。そこに、カレラのシトリーが登場した。これは、普通のヘルメットを縦方向にスライスし、間をバンドで留めた構造になっている。横方向の圧縮強度はないが、そもそもヘルメットの保護力はコンタクト場所の圧縮強度に依存しているので、これはビハインドにならない。このヘルメットのことを急に思い出したので、試しにWiggle獄長を調べると、国内価格よりだいぶ安く扱っていた。そこで、買ってみたのだ。
 届いたシトリーを被ってみると、被り心地は普通のヘルメットに近い。ただ、Pangoと同じく、バックホールド感が乏しい。しかし。Pangoに比べると、相当軽い。
 のだが、このヘルメット、横幅しか圧縮できないのだが、目測で3割くらいしか減らない。とほほだ。しかし、これくらいでも縮まってくれると、大きめのメッセンジャーバッグになら、そのまま収めることは出来る。うーん、もう一、二声ではあるものの、これはこれで便利かな。
 理想の輪行用ヘルメットを求める旅は、まだ続くのだった。


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