初日は、朝早くの飛行機で千歳に飛び、札幌経由で留萌に向かうだけだ。さて、札幌で時間をつぶすか。


　4:15起床。いつものことだが、睡眠不足で、そこからくる疲労感でテンションは低い。ま、今日は移動日なので、どこかで取り返せるだろう。
　自転車を持たないで済むのはいいのだが、サイドバッグを送り忘れてしまった。そのため、通勤に使っているTimbuk2のD-Luxに、Varioとサイドバッグを突っ込み、まとめて運ぶことにする。
　羽田に向かい、時間がギリなのでセキュリティゲートに並ぶ。列が長いし、トラブルも多いようで、なかなか進まない。しかし、出発時刻まで30分もあるんだから、大丈夫だろう。
　ところが、列の進みは予想以上に遅く、さあて、やっと通過という時、チェックインにカードをかざした途端にブザーが。なんと、出発時刻15分前にわずか数十秒差で掛かってしまったのだ。どうすればいいのと聞くと、優先ゲートに回れとのこと。ここをこのまま通してくれたら、何の問題もないのに!　まあ、わざわざ優先ゲートを分ける理由はあるのだろうが、客とすれば不条理にしか思えない運用だ。やむなく、優先ゲート近くの受付まで走り、お姉さんの指示で列に割り込ませてもらい、通過する。これで3分ロスト。つくづく、バカバカしい事態だ。
　微妙に離れている出発ゲートまで走り、閉塞前には間に合った。朝から、嫌な汗かいた。
　乗機は、例によって滑走路へのアプローチで結構待たされた後、ビヤッと千歳に降り立った。JRで札幌に。ここから留萌までは、高速バスで向かう。そっちの方が、安くて簡単だからだ。今は10:00だが、留萌行きのバスは13:45のに乗れば間に合う。それまで、札幌をうろつこう。主に大通公園を。荷物は、ビックカメラの地下にあるロッカーに入れた。
　テレビ塔の方に向かう。札幌も自転車が多いが、この人達良く無事で居られたなという乗り方の向きが多すぎる。道の広さに甘えているのかと思うのだが。
　テレビ塔には登らず、大通公園を逆方向に歩いて行った。ちょっと小腹がすいていたし、とうもろこしの屋台で見かけた、じゃがバターを買ってみた。買う前にイメージしていたのは、じゃがいも一つにバターが載ったようなものだったのだが、2つ来るのは予想外だった。これ、昼飯でいいんじゃないのというレベル。
　時計台にも立ち寄る。入らないけど。
　今日の札幌は、気温が20℃まで上がったそうだ。にも関わらず、そこここに雪が残っているのには驚かされる。朝夕は寒いので、土の中はまだまだ凍りついたままなのだろう。
　ここは北海道庁だったかな。明治の建築物というと、赤レンガが似合う。
　適当な時間になったので、荷物を取り返し、バス乗り場に向かった。留萌行きバスは、通常の高速バスなので、券売機で券を買って乗り込めば良い。予約不要だった。
　留萌への道は、大半が高速道だ。しかし、道すがらの風景は、どう見ても冬だな。木陰や斜面はおろか、平地にもかなり雪が残っている。留萌～稚内の道は車道なので、雪に悩まされることはあるまいが、寒そうだ。
　留萌でバスを降り、ホテルに向かう。こちらの公園にも、雪がうずたかく積まれている。こういう空き地に集めているんだろうな。
　ホテルにチェックインする。早速ポケロケを組んだ。足りないパーツがあれば、幹線の近くで見かけた自転車屋で調達せねば。幸い、何ら問題なく、組み上がった。サイクリングに不要なものは、トラベルケースに収めて、稚内のホテルに先に送っておく。
　さて夕食はどうしよう。ラーメンを食べたかったので、グーグル先生の教えを乞い、留萌駅近くの海栄というラーメン屋に入った。頼んだのはスペシャル。味噌と醤油の合わせなのだそうな。食べてみると、むしろ普通の味噌よりも濃厚な感じ。悪くない。
　ホテルに戻り、明日の準備をしてから爆睡。