今日は、昨日達せなかった永平寺攻略に再挑戦するつもりだったのだが。
朝、真夜中にコインランドリーを使っていたりしたので、結構不規則な睡眠時間だったにもかかわらず、いい感じに起床。外は晴れている。
ならば、昨日果たせなかった、永平寺攻略に向かうか。そう思って、天気予報と雨雲レーダー図を見る。ところが、金沢は好天なのだが、福井はそうではない。むしろ、福井市の内陸側、つまり永平寺界隈は、どえらい雨の真っ最中のようなのだ。WP8用の雨雲レーダー画像閲覧ソフトRADAMEは、5時間後までの予想雨雲画像も見られるのだが、それによると午後遅くまで雨雲が掛かっているようだ。う、ううむ、午前中は東尋坊にでも行くか。しかし、なぜか東尋坊には魅力を感じない。それと、午後遅くまで粘って、結局雷雲などのせいで永平寺攻略を果たせなかったとなると、ダメージが大きい。
ならば、今日は金沢市街地を見て回ろう。明日は好天の予報なので、永平寺は最終日だ。
今日の行動を決すると、自転車は置いて、歩きで金沢市街地を周ることにした。
ホテルは駅の直上にあり、改札口近くのエスカレータか、別にある専用エレベータでアクセスできる。これは便利。エレベータの傍の店で、
朝食を取る。ワッフルが美味しかったです。
金沢駅は、北陸新幹線を睨んでだろうか、こんな
でっかい構造物が設けられていた。
金沢城方面に歩いてゆく。途中、
市場を通過する。海産物主体で、活気がある。
金沢城に着いた頃には、日差しもかなり強まっていた。雨雲レーダーによれば、永平寺の辺りは、まだ雨雲の下だ。明日までに晴れるかな。
城内は広い。天守閣は江戸時代に火災で失われ、その後再建されなかったためもあるが、明治期に陸軍の旅団司令部が置かれたこともあり、練兵場として開けた土地が求められたためでもありそうだ。
城の遺構は、ほとんど石垣くらいしか残ってなかったのだが、近年は
櫓や蔵の一部を再建しつつある。屋根が白いのは、鉛瓦を使っているからだ。重くないかと思いきや、木で瓦を象り、そこに鉛板を貼ったものなので案外に軽いようだ。
内部も公開されている。海外からの観光客が多かったなあ。広々とした城内と、適度な高低差のおかげで、
櫓からの眺めは良い。
金沢城に隣接して兼六園がある。今は道路を跨いだ陸橋で連絡している。中はあまり見通しの効かない、案外に細々した風景だ。
これは川船をかたどった東屋。
見晴らしは良くないのだが、逆にそこここに隠れ家感があるのはいいな。
せせらぎを見つけると、和む。
園内にある邸宅が、有料だが良さそうだったので、入場する。成巽閣という。
中庭が多く風邪も通るので、涼しい。
歩きまわっていると、ようやく
広い池に出た。秋は良さそうだなあ。
そろそろお腹が空いたなあ。
金沢21世紀美術館に寄るつもりだが、その前に食事したい。
美術館の位置だけ確認して、
その周辺の細い道を彷徨く。なにか食事できる店があるだろう、それも人の少ない、などという助平心を起こしての行動だが、無いなあ……。
結局、観光客の多い繁華街の外れで、蕎麦屋に入った。ちょっと並んで待ったのだが、
蕎麦が旨い! これは当たりだったな。蕎麦ビールはどうかと思ったが。
金沢21世紀美術館に寄る。\1000にも関わらず、展示室は広く、多く、特にインスタレーションの充実ぶりが半端じゃない。このへんが人気の秘密か。
最後に向かったのが、金沢市の東にある
東茶屋街。商売気に溢れてはいるが、佇まいは良い。
明日は、帰る前に、永平寺に。