Strange Days

IDカード忘れて、アマゾン考察

2014年09月02日(火曜日) 22時22分 暮らし , 思考 , 天気:好天

 昨夜の雨は上がった。そして、適度に涼しいジテツー日和。これはもう、ジテツーするよね。というわけで、久しぶりにEPIC号に打ち跨がり、会社に向かった。
 戸塚駅近くの駐輪場に自転車を入れ、さて歩き用の靴に履き替え、そこでふっと違和感を憶えた。自宅を出る時、歩き用の小型メッセンジャーバッグから、通勤用のTrack35に荷物を移す時、アレ入れたっけ……。あれ、IDカードを。
 ああ、やっぱ無いわ(うつろな笑い)。また自転車で坂を超えるのは嫌だったので、今度は地下鉄で自宅に取って返す。会社に一報入れ、フレックス出勤とした。
 帰宅し、歩き用バッグにIDカードが入ったままなのを確認。そこで、Track35から、Timbuk2のD-LUXに詰め替えた。Track35は、開口部が小さいのと、小物の取り出しが面倒だ。通勤には、やはりD-LUXの方が圧倒的に向いている。
 さて、無事に出勤し、トイレでツイートをちら見したら、地方書店の面白そうなサービスが紹介されていた。個人向けに、アンケートを元に1万円分の選書を代行してくれるサービスだ
 常々、地方の個人書店がこの先生きのこるためには、アマゾンや楽天のようなインターネット通販や、大手書店が提供しにくい、個人向けのコンサルのような形で、なんらかのインテリジェンスを提供するより無かろうと考えていた。この1万円選書は、ある意味ではこの個人向けコンサルの簡易的に提供しようというものだろう。アンケートベースならば、受給者側に深入りせずに、最低限のコンサルで選書が可能なので、1対1の関係を作るまでもなく、広く対応できる。でも、こういう、簡易的なコンサルこそがアマゾンのようなインターネット書店の得意とする分野ではなかろうか。彼らは、購入履歴という重い情報を元に、各種のコンサルを提供してくる存在だ。
 そこに勝とうとすれば、もっと深い関係を作るしか無いだろうと思うのだ。客個人からのアクセスに受動的に反応するのではなく、客それぞれの必要とする情報や知識を獲得すべきタイミングまで図って提案してくる、そういう家庭医的な存在にならなければ、個人商店は巨大な存在を前に消えるしかなくなるのではなかろうか。


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