Strange Days

秋の南会津サイクルトレイン2日目

2014年09月07日(日曜日) 23時29分 自転車 ( 自転車旅行記 ) , デジタルカメラ 天気:雷雨の後の快晴

 二日目。今日はいきなりの大規模林道超えが待っている。


 未明、結構な雨が降っていたようだ。明け方にも少し残っていたが、朝には上がっていた。しかし、雲は多いな。まずは朝食。昨夜と同じく、バイキングだった。量を調節できるので、実のところ有難い。
 宿を出て、出発地点の木賊温泉まで、またバスで移動する。自転車は、昨日荷積みした状態のまま、やって来てくれた。今回、一日にいくつも峠を超える要が無いようにルート設定されていたが、おかげで峠の達成感と、適度な疲労感を得ることも出来た。
 なんて出発準備している間に、おや、青空が覗いてきた。雨雲は去ってゆくようだ。
 ここからはいきなりの登り。大規模林道の登り口で一度集合してから、各々登り始める。
 大規模林道の傾斜はかなりのものだが、イヤらしいアップダウンは無いので、一定の力で漕ぎ続ける。軽いギアを選び放題のBD-1内装11段なら、まあ苦はないな。心拍と相談しつつ、ゆっくり登っていった。
 ロード隊と重い自転車隊*1の間に挟まって、ほぼ一人旅で頂上のトンネルを超えた。
 超えた先の空き地で、一度集合し、また下る。下りは登り以上に慎重に。登りでコケて死ぬ奴は滅多に居ないが、下りでこけると危険度は大きい。止まっては、山の上に広がり始めた青空や、山間のせせらぎを写真に収め、ゆっくり下った。
 下りきった辺りで、再集合。山からの水が落ちる小さな滝があるのだが、明らかに水量が多い。今朝の雨のせいなのか、あるいはこの夏の多雨そのものがもたらしたものなのか。
 少し檜枝岐方面に登り返したスキー場で、しばし休憩。陽光が強まってきた。ふと、飛び回るバッタを追いかけてみた。トノサマバッタっぽいけど、どうかしら。
 深く切れ込んだ山肌と、青空の対比が美しい。今朝の雨が、最後の仕上げをしてくれたようだ。
 川沿いに下る*2と、やがて屏風岩に着く。景勝地だ。ここでおひる。お弁当を食べるのだと。なるほど、それはいい! 実のところ、屏風岩でゆっくりしたことなんて、過去なかったからだ。こんなに晴れてよかった。雨の日だったらと思うと、いささかゾッとする。
 眺めのいい場所で他の参加者の方々と話をしながら弁当を広げていると、日常の細々とした嫌なことや悩ましいことが、どうでも良くなってくる。こういう暮らしをしたいもんだ。
 屏風岩をじっくり眺めたことはなかったので、あちこち撮りまわる。ここは僅かな流入しか無いが、結構深い滝壺が形成されている。水は深く済んで、青い。神秘的ですらある。きっと、増水すると、ここに水が流れ込むのだろう。
 本流の流れは、結構強そうだ全体に、火山性の節理が発達していて、それが奇景を生んでいる。
 ここらで記念写真撮っておこうか。
 川沿いに下っては、川沿いの観光地を拾ってゆく。ここは以前にも寄ったことがある、大桃の舞台。本来は神社の境内なのだが、そこに建った文楽の舞台が有名になってしまい、神社はどこだ、あ、横にあるこの地味な建物か、という状況になっている。
 更に下って、古町の大銀杏にも立ち寄った。でかいし、樹勢は強いしで、まだまだ何世紀も立っていそうだ。
 最後は、きらら温泉に。その近くの川で、鮎の友釣りをする釣り人が目立った。
 きらら温泉に浸かり、風呂あがりの生ビール。しかし、大ジョッキしか無いのかよ、ここ! 飲んだけどね。
 もう自転車に乗る必要はなく、またバスとトラックで会津田島駅まで移動する。楽ちんだな。星さん、ありがとう。
 帰りの電車では、今回から事前に弁当を予約できるようになっていて、毎度の会津田島杯食料争奪戦が起きなくなり、平和なものだ。車中、BD-1はこんな感じ。ちょと邪魔なので、フロントは畳んでおいた。
 例によって宴会列車と化し、自席で初参加の方々とうだうだ話していたら、浅草に。楽しかった。ぷーさんありがとう。
 浅草からは、地下鉄経由京急、横浜市営地下鉄と乗り継いで帰宅。今回も楽しかった。しかし疲れた。明日は休みにしたので、ぐっすり寝よう。

Add Comments


____