Strange Days

佐賀長崎五島弾丸ツーリング2日目

2014年09月22日(月曜日) 22時56分 , デジタルカメラ , 自転車 ( 自転車旅行記 ) 天気:いまいち

 いよいよ五島列島に。そして目玉の大瀬崎灯台へと向かった。


 朝一の長崎~福江フェリーで、福江に上陸する。船上では、なぜだかものすごく良く眠れたので、かなり睡眠不足を取り返せた。
 フェリーターミナルから上陸し*1、まず宿に寄って、余分な荷物を預けた。これで身軽に動ける。
 フェリ端から出るバスで、大瀬崎灯台方面に向かう予定だったので、バス時間までに昼食を取らねばならぬ。フェリ端真ん前にある、定食屋に入った。が、ここは人気すぎて、なかなか注文が出てこない。しかも、頼んだ『肉うどん定食』は、普通の焼き魚定食にうどんが付くというボリューム感で、短い時間に食べきるのは難しかった。
 なんとかバスに間に合わせ、乗り込み。市街地郊外の病院との往復に使う人が多く、市街地では乗降があったが、島の中央を過ぎると、もう貸切状態だった。
 大瀬崎登り口で下車し、自転車を展開。ヘコヘコ登ってゆく。おっと、なんてことだ。拙者、水を買い忘れた。こば氏が助けてくれたが、幸い湿度の高い日だったので、あまり喉は乾かなかった。また、ほぼ頂上近くの展望台下駐車場にも、トイレとともに自販機があった。
 200mくらいの峠を越えてゆく。次第に眺めが良くなってゆく
 峠の頂上に近づき、見え始めた西側の海岸に目をやると、やたら鋭角な岩礁が目に入った。なんか、突き刺さりそうだ。
 そして越えきる寸前に、目標の大瀬崎灯台が見えた。物凄い孤然感。
 越えきり、少し向こうに下ると、駐車場がある。そこからは、灯台までの遊歩道がある。しかし、すごくウェットです。クリート付きの*2SPDシューズな拙者はもとより、こば氏も山用シューズなのだが相性が悪いようで、慎重なペンギン歩きで切り抜けた。
 遊歩道を抜け、高低差200m弱を下ってゆくと、大瀬崎灯台が視界に入ってきた。人界までの遠さには、気が遠くなりそうだ。しかし、昭和の終わりまでは、ここに灯台守が居たという。灯台への途中にある低地に見える遺構が、その跡みたいだ。
 この灯台周辺の孤島感は凄い。Lumix1020でパノラマ撮影してみた。
 灯台のある岩くれから見返すと、降りてきた道が遥々と見える。あれを登り返すのか……。
 この灯台、なんでも終戦間際に米潜水艦から艦砲射撃を受けた事があるとか。そのため、戦後再建されている。しかし、一大拠点の佐世鎮近傍で、潜水艦にすら艦砲射撃を許す大日本帝国海軍って。と、深刻そうな話をしながら、灯台前でふざけるおっさん
 灯台周辺を散策する1時間ほどの間、ずっと雲が日を隠していたのだが、そろそろ帰ろうかという辺りで日が顔を出した。すると海が青さを取り戻す。
 山を下り、そのまま降りたバス停で待つのもなんなので、近くの井持浦教会まで走る。海が澄んでいる。しかし、プランクトンの豊富さを伺わせる濁り成分もある。
 井持浦教会は、このへんの津々浦々にある教会の一つだが、通称ルルドと呼ばれる所以が、裏手にある。大理石を磨いて、あたかも泉を湛えた水盤のように見せているのだ。が、この時は教会正面のマークが森永マークに似てるなーと気を取られ、見にゆくのを忘れていた。
 バスで福江に戻り、裏道の方にで見つけた店で夕食。ちょっとチェーン展開している系列店っぽかったが、それでも海鮮が美味く、お値段もリーズナブルだった。
 明日も早い便で島を離れるので、宿に帰ってすぐ爆睡。

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