Strange Days

少し小松左京を読む

2016年02月09日(火曜日) 21時34分 暮らし , 天気:晴れ

 寒いねえ。なんとかならんものか*1
 さて、最近、また小松左京の短編集を、ほつほつと読んでいる。長編もあるが、短編を、散文的にほつり、ほつりと読んでいる。
 やはりこの人は、小ネタが冴えるなあ。大ネタの冴えも凄いが、関西人らしく小ネタでプスリと刺しに来るのが可笑しい。文章のキレは筒井に譲るとしても、こういう大ネタ小ネタの豊富さが、小松という作家の懐の深さを、そのまま見せてくれるように思う。著書の年代が80年台でふっつり切れてしまっているのが悲しいが、もっと長生きして、ふと思い直してまた筆を取ってくれたりしていたらなと思う。


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