Strange Days

北海道東部ツーリング3日目

2016年08月08日(月曜日) 21時43分 , 自転車 ( 自転車旅行記 ) 天気:晴れ(風強し)

 今日は網走からウトロまで。オホーツク海を望む快走コースのはずが、向かい風のせいで艱難辛苦の道行きとなってしまった。


 網走の宿は快適だった。通気性の低いホテルだが、エアコンが要らないくらい。
 さて、今日は知床半島はウトロまで走る。斜里街道は快走路だろうと予測しているが、風向きが南からと、かなり心配な状況だ。ま、走るさ。
 網走を離れる前に、港にあるという帽子岩を見ておいた。おー、確かに帽子じゃのう。
 網走から斜里までは、釧網本線と並走する。人手の入ってない海岸を走る鉄道は、見ものだ。この北浜駅にある展望台から撮った。
 しかしまあ、予期していたとはいえ、向かい風の辛いこと辛いこと。時速10km台までしか出せない。途中、自転車の若者と行き違い、また追い抜かれていったが、小清水原生花園で休憩した時、自転車のチームだと知れる。チームカーで待機している監督っぽい人の下に集合していた。高校生くらいかな。こんな日に大変だが、こんな日だからこそ脚力がつきそうでもある。
 生花園は、今、これ、という花は無さそう。やはり初夏までと、秋からなのだろう。道路を挟んで牧場があり、ごつい馬たちが群れている。
 斜里街道そのものは、道幅が広く、たいへん走りやすいのだが、風向きがこれなので地獄だ。やっと斜里の市街地に着いたので、めぼしい店を探しながらうろついたら、ジモティらしき人々がぞろぞろ入ってゆく店を発見。ピンときて、入店した。福住斜里店という小奇麗な蕎麦屋だ。ここで天ぷらそばを、昨日に続いて注文する。1550円か。ちょっとお高いなあ、などと思っていたのだが、出てきた蕎麦はよく締まって美味いし、天ぷらも大海老2匹に野菜山盛りとこれも美味しい。しかも水を所望したら、大きなタンブラーにやたら美味い冷水がドンと出てくる。おかげで、ヘロヘロだったのが、一気にリフレッシュしてしまった。飯は大切だよ。
 再び走り出す。相変わらず速度は上がらないが、距離的に半分まで来たので、気分はいい。
 斜里街道から知床国道につながる辺りにある、朱円周堤墓。要はストーンサークルなのだが、地面に埋め込まれていたようだ。ここは縄文後期の墓であることがわかっている。
 知床国道を海岸に出る辺りで、一旦小峠を越える。その手前辺りの道が、なかなかキテいる。幸い、このまままっすぐ行くのではなく、いったん下りきった辺りで海側に逸れ、そこから小峠に入った。体温が上がる。ガラナをがぶ飲みして、切り抜ける。
 知床の海岸線は、風向きがまともな向かい風では無くなったので、かなり楽になった。知床半島は火山活動が活発だったせいか、海岸の岩に不思議な模様が現れている。細かいけど、柱状節理かな。
 涼しいところにも寄りたい。オシンコシンの滝は、高さがあって、岩盤一杯に流れるので、見ものだ。ただ、観光客が多すぎ。そしてみんな、自撮りしすぎ。
 もう少し進むと、三段の滝という看板があった。確かにがあって、この更に奥に第一段もあるようだ。
 今日の宿、ウトロのバスセンターにほど近い、民宿に到着。日暮れ時に海岸までうろつき、今日もポケGOとIngressで稼いだ。心配なのは、明日が雨の予報だという点だ。そのせいか、宿は蒸し暑く、寝苦しかった。そして夜半、確かに雨が降り始める。どうしたことか、と考えつつも、眠りに就いた。

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