Strange Days

そうだ、久しぶりに遠野に行こう~初日

2016年11月03日(木曜日) 22時20分 , 自転車 ( 自転車旅行記 ) 天気:なんと霰が

 今日は半日かけて遠野に出て、それから遠野駅周辺をうろつくくらいが関の山だろう。


 寒い朝。横浜もそこそこ寒いのだが、遠野はもっと冷えるだろう。
 今日から3泊4日で、秋の遠野を回ることにした。今回は早池峰方面にも足を伸ばしたい。
 自転車はBD-1にしたので、輪行準備は簡単だ。東京駅まで出て、東北新幹線に向かう。新幹線改札を潜ったところで、Bromptonを抱えた一団が集まっていて、ちょっと知り合いの顔がないか探してしまった。
 新幹線で盛岡まで出てから、在来線の釜石直通はまゆりに乗り換える。駅で買った鯖寿司を入れておく。脂が乗っていて美味しい。
 遠野で下車する。関東は雨が上がったばかり、盛岡では結構降っていて、どうなるかと思ったが、雨は降ってないようだった。晴れ間は広がっているが、なんか不穏な雲も多い。ま、宿は近いから、なんかあったら逃げ込もう。駅前のかっぱ共が、おやなにやらおめかししてる
 まずは五百羅漢を見にゆこうぞ。そう思って、西の方に走り出した。市庁舎の近くを通った辺りで、急に空がかき曇り、パラパラと何かが降り始めた。硬い、霰だ。雹、というサイズではなさそうだが、それでも体に当たるとコツコツという実体がある。まだ街区の外れの方にいいたので、近くの軒先を借りて、この悪天が去るのを待った。
 ほどなく、あられは止んだ。しかし、気が削がれたので、また駅方面にトボトボと引き返す。もう11月に入ったので、冬早い遠野方面の紅葉も終わりかと思っていたのだが、知恩院辺りの林もきれいに色づいている。これは楽しめそうだ。近くの多賀神社に登る参道。異界感があるなあ。
 鍋倉山の北西を流れる、猿ヶ石川の支流に沿って、遊歩道が整備されている。この水車はなんだろう。
 南部神社に立ち寄る。東北大震災の復興記念として、真新しい七福神が寄進されている。
 鍋倉山に登ったりしながら時間を過ごし、夕方に宿に入った。ほど近い、福山荘という旅館だ。全般的に古いのは仕方ないが、トイレが汲み取り式に洋式便器を被せただけの簡易水洗で、殊に風が強いので臭いが逆流するのにはまいった。
 しかし、夕食しゃぶしゃぶを中心とした暖かな鍋物で、締めのうどんも含めて満足のゆくものだった。
 さあ、明日は早池峰方面に登りたい。晴れてくれよ。

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