雨は上がった。秋だ! と寿ぎたくなるような、
繊細な薄雲のかかった晴空が広がる。早速、境川へと、
ピナレロくんを向けた。
ココイチで牛メンチカツカレーを貪食し、南下してゆく。湘南台辺りで、早くも日が傾き始めていた。
鉄塔ポイント。薄雲が掛かりつつも、空の色が透けて見えるほどだ。
清流学園対岸で小休止。この時間、ここはすっかり日陰だ。
また湘南台を北上していたら、遊水地にできた管理棟に明かりが灯っている。夕暮れ時に異様に明るく見えて、しかもガランとしており、なにか根源的な恐怖を誘われた。ホジスンの「ナイトランド」に出てきた「沈黙の家」のようだ。
そんな原初の恐怖に囚われつつ、のほほんと「今日は鍋だ」と考えつつ帰宅。