Strange Days

無意味に新Webスペース取得

2000年03月01日(水曜日) 10時25分 インターネット 天気:最近は晴れが続いてます BGM:グラハムとーちゃんの新譜

 会社で昼休みにアイスを食っていると(冬だというのにアイスでも食わないとやっていけないくらい暑いのだ、僕の座っている場所は)、ふとTripodが日本に進出していたなと思い出した。
 Tripodは海外のH系ページの巣窟として一時は有名だった、無料のWebスペースサービスの事だ。最近は撲滅運動でもやっているのか、そういうのはかなり減ってきてはいるようだが。~
 なんとなく無料レンタルスペースの実態を見たくなって、TripodのWebページにアクセスして、アカウントを取ってみた。
 アカウントの取得は、使用可能なメールアドレスさえあればものの5分で終わってしまう。住所氏名を要求されるが検証されるような性質のものでなく、到達可能なメールアドレスさえあれば誰にでもアカウントが与えられる。そのメールアドレス宛ての仮パスワードを使ってログインすると、もう使用可能になっている。何とお手軽でいい加減な検証なのだろう。まあ誰が、というよりは何を、という方が運営側には問題なのだろう。
 与えられるレンタルスペースは12MBで、CGI/SSIは駄目だが提供されているアクセスカウンタを使用可能で、フォームの類も用意されているようだ。
 面白いのはHTTPさえしゃべれるUAがあれば、Webページの作成、メンテナンスが可能な点だ。これは企業内のイントラからプロキシ越しにメンテする場合に便利だ。プロキシ越えの場合、ふつうはFTPの方は認証の問題もあって制限があったり、全く使えなかったりするからだ。
 なるほど、メールアカウントが認証の最後の決め手なんだなと思いつつ、適当なページを作っていたら、ふとTripodのバナーに「無料メール」というのがあるのに気付いた。Tripodは日本ではLycosの下にあるようで、このメールアカウントもLycosのそれだった。これもホンの数分で取れた。
 ここでふと思ったのだが、この無料メールアカウントでTripodのアカウントを取得する事は可能なのだろうか。同じサービスに属する以上、可能だろう。TripodはLycosのメールアドレスを信用できないなどとは口が裂けてもいえないはずだ。すると個人情報の検証は全くといいほど行われていない事になる。
 このメールサービスも、HTTPベースで全ての事をこなせるので、やはりプロキシ越えの場合には非常に便利だ。Webアクセスは可能だがメールアカウントは持ってない、あるいは別に持ちたい場合には非常に便利だ。また別のPOPからメールを取ってくる事も出来る。SSLくらい使ってよといいたくなるが......。
 この分ではわざわざ有料のレンタルスペースを取得したり、さらにはレンタルサーバを持つなどというのは、よほどの動機を持つ人だけに限られてくるだろう。12MBもあれば、よほど巨大なファイルを置かない限り、いいたい事はいえるはずだ。


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