阿蘇に来たからには、中岳に登らないとな。しかし、山頂は閉鎖中らしい。草千里を散策しよう。
今日は中岳に登ろう。昨日は消耗したのでゆっくりしたいが、阿蘇で気の利いた場所に行こうと考えると、どうしても坂道を超えるしか無い。ポケロケなら楽勝さ。
宿から南下し、JR豊肥本線を超え、阿蘇内輪に取り付く。
ジリジリと登り始める。この辺はまだまだ緩い。
のんびり草を食む牛に癒やされつつ、森林の中の道をゆっくり登っていった。やはり昨日の激走が足に残っている。
道には、やはり地震の傷跡が残されている。
崩落して修復した箇所は枚挙に暇無く、未だに修復中の区間も結構残っていた。
森林限界を超える。あれ、
こんなゲートあったっけ。地震と関係なくあったぽいが。ともかく、19:00までには降らなければ。
地震の時はさぞ驚いたろうが、
牛たちはのんびりしている。大規模な土砂崩れがなくてよかった。
有名な
米塚を横目に登り続ける。流石に観光バスも少なく、おかげで今までに比べると登りやすかった。
一番勾配がきつくなる数kmを抜けると、ついに草千里展望台に。道としては最高所だ。
展望台には、地震の爪痕が深く刻まれていた。草千里の碑も、
この有様だ。
レストハウスで、まずは昼食。
赤牛ハンバーグカレー。噴火だの地震だので物騒な状況も考えると、レストハウスが開いていて、食事できるだけでもありがたい。うん、うまいぞ、業務用カレー。
そしてなんと、阿蘇火山博物館は営業中。早速中に入り、昭和の香り濃厚な展示を楽しませてもらった。
中岳火口へのロープウェーは運休中。
草千里を堪能しよう。今までにないくらい、隅々まで歩き回ってみた。しかし、隅っこの方にある展望台は崩落したままだったりして、状況の厳しさも感じられた。
真ん中の丘手前を過ぎる馬一行。丘はご覧のように想像以上に標高があり、北側のなだらかな面以外を上り下りするのは、かなり骨が折れるのだ。
うろついていたら、
こんなものが。文字通りの掘っ立て小屋で、野の仕事をする際に一時的に起居するために作ったのだとか。これ、遠野のデンデラ野にある小屋と瓜二つだな。
気が済むまで草千里を堪能し、下り返す。牛どもが小屋に帰るのか、
集合しつつあった。拙者も宿に帰ろう。
宿の食事は、基本的に御膳に鍋物が付く感じ。いただきます。
明日は雨みたいなので、温泉でのんびりしよう。