Strange Days

無料データホスティング

2000年03月09日(木曜日) 16時04分 インターネット 天気:晴れ BGM:The Score/Emerson Lake and Powell

 どこで見かけたのか忘れたけれど、インターネットでのサービスの一つにデータホスティングというのがあると知った。これはサーバ上のエリアを貸し出し、インターネット経由(大抵はブラウザ経由)でアクセス可能にするサービスだ。通常のレンタルスペースの類に比べていまいち利点が分かり難いが、インターネットに接続できていればどこからでも自由にアクセスできるというのは魅力的な場合もあるのだろう。
 単なるレンタルスペースとの違いは、収納するデータに細かいアクセス権限を設定できる事だ。例えば、サーバ上のあるファイルのみ、外部に公開したいとか、特に認証された人(々)にだけアクセスさせたいとかいった事が可能だ。もちろん、通常のレンタルスペースでも同様の事は可能だが、Webベースで考えるとCGIを自前で組まなければならないので面倒だ。
 この仕組みをうまく使って、インターネット上での共作環境を作れないかと考えてみた。共作はリレー競技のバトンの受け渡しのような要素が必要だと思う。つまり一群のテキストをある時は双方同時にアクセスし、ある時はそれぞれ片方からしかアクセスできないという状態を作らなければ収拾がつかないだろう。もちろん、ニーブン&パーネルのようにお互いの肩越しにチェックしながら進めるやり方もありだが、インターネット上で進める場合などの様に不特定多数が参加する場合は、こうして資源を受け渡しながら進めたほうが便利そうだ。
 実際には、これらデータホスティングは必ず誰かの権限の元にデータを管理しているので、その管理者からアクセスできないようにするのは危険だ。従って管理者を決めて、その管理の下に権限の委譲を行っていくのが現実的だと思う。
 この関連でインターネット上の無料サービスを見て回ったのだが、実に様々なサービスが産み出されているようだ。果たして広告収入のみでいつまでやっていけるのか、いささか不安は残るのではあるが。
 無料データホストを二つ紹介しておこう。一つはmydocsだ。容量は20MBで、PalmなどのPDAからもアクセス可能にするサービスを売りにしているようだ。
 もう一つはDriveway。容量は25MBくれる。
 しかしどちらもデータの出し入れがブラウザベースでのみなので、大量のデータを出し入れするのにかなり難がある。どっちかといえばmydocsの方が複数ファイルの一括アップロード可能なので、幾分かはマシかもしれないが。


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