Strange Days

Cygnusでw3mを

2000年04月18日(火曜日) 19時33分 インターネット 天気:晴れ

 愛用しているブラウザはNetscape4.7だが、軽いのを気に入ってLynxも併用している。Lynxはテキストブラウザだが、おかげで動作が非常にきびきびして気持ちがいい。しかしフレームを表示できないという弱点もある。正確にはフレームの要素一つ一つは表示できるのだが、1画面に同時に表示できない。
 その弱点を解消したテキストブラウザがw3mだ。これはLynxでは扱えないTableもFrameも表示できる上、Lynxよりさらにコンパクトだ。実際、わずか700KB程度でしかない。
 このw3m、PC-UNIXでは当然のこととして、OS/2でも使える。ありがたいことにバイナリを用意してくださった方がいるのだ。(Altairさん)

 それではWindowsで使うにはというと、GNUのフリーソフトウェアで構成したCygnus社のUNIX互換環境を使えばいい。Cygnusの公式サイトで取ってこよう。後のことを考えてフルパッケージ(13MBある)がいいだろう。それをインストールして、さらにw3mの公式Webページ
からCygnus用バイナリを持ってきて展開すればいい。現在用意されているのはバージョン0.1.6ベースのものだが、普通使う分には問題ない。
 僕の場合、会社の認証付プロキシを越えなければならなかったので、話が少しややこしくなった。このバイナリでは認証の受付が出来ないようなのだ。w3mのMLを読むと、最近のパッチで認証関係を拡張したようなことを書いてあった。そこで0.1.8のソースを取ってきて、適当にconfigureしてmakeした。最初ルートに/binが無くて(あたりまえだ)失敗したが、/binを掘ってCygnusのbinをmountすればOK。maka一発でバイナリが出来たので、make installして早速起動してみると、今度はちゃんとプロキシから認証が要求された。楽勝だぜ。しかしなぜか一部のテキストエリアにはメッセージを書けない。謎だが、滅多に書くことは無いので問題は無しだ。
 個人的にはコンソールで暮らすことが多いので、この環境は非常に便利そうだ。


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