Strange Days

今夜の観望は大漁

2000年04月28日(金曜日) 23時15分 星見

 帰って、望遠鏡で夜空を眺めた。昨夜に続いてオリオン座は冴えない。薄雲が出ているせいもある。さらに戸外に出て、2丁双眼鏡でかに座方面を眺めた。高度が高いが、ちょうどアパートの前の歩道に望遠鏡を出すといい眺めになりそうだ。
 丑三つ時になって、再び望遠鏡を出した。既にさそり座が西に傾きつつあり、いて座が南中している。さそり座のM4は相変わらず見えない。昨夜よりは夜空の透明度は高そうだが、それでも見えないものは見えない。夏至の頃の高度が高い頃じゃないと無理かもしれない。その替わりに昨夜楽しんだM8をしばし眺めた。
 ワイドビノとMIZAR10*42でさそり座の尾っぽを眺めているとき、細かい星が密集しているのに気づいた。そこに望遠鏡を向けた。SWK22で30倍弱で眺めると、視界一杯に密集した散開星団が飛び込んできた。位置的にM7だろう。M42と較べて明るい星が多く、とても美しい光景だ。写真に収めればさぞかしいい眺めだろう。
 その北西方向にある小さな集団にも気づいた。こちらはM6だ。双眼鏡でも容易に探し出せる。双眼鏡でも、望遠鏡でも楽しめる星団だ。
 さらにMIZARで南斗六星の北を眺めているとき、ようやく見分けがつくようなうっすらとした光の滲みを見つけた。これは位置的にM22だろう。しかしいくら高倍率にしても星に分解できず、まさに星雲状態だった。
 こうして一日にM天体を三つも見つけた希有な日になった。ますます天体観望が面白くなってきた。これも生きる意味だ!


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