Strange Days

2005年04月01日(金曜日)

来たぞMobile P(要するにAIR EDGE)

22時59分 インターネット 天気:良好

 Mobile Pの開通を今か今かと待っていた。
 とりあえず、NX80Vに差したまま持ち歩き、時々接続を試みた。しかし、その度に認証に失敗してしまう。僕の考えでは、こちらに送付した時点でアクセス可能な状態にしているはずだ。今日中には繋がるんじゃないか。
 しかし、退勤間際になってもダメ。到着日は週明けだから、それまでのどこかで有効になるのかな。
 なんてことを考えながら、接続設定を見直している内に、ふと気づいた。アカウント名に余計な文字列がついてるやんけ。なにせPalmの狭い画面なので、入力エリアが狭く、折り返されていたため、気づかなかったのだ。それを修正して、試しに接続を試みると……、繋がった! 嬉しいねえ。
 早速、NX80VのNetfrontで、あちこちを回ってみる。当たり前だが、ちゃんと閲覧できる。しかし、DOCOMOの場合は64KBPS、Mobile Pの場合は32KBPSなので、表示はどうにももっさりしてしまう。特に画像を表示させるときなどはそうだ。実用を考えて、画像表示はオフしておいた。簡単に表示と非表示を切り替えできればいいんだけどな。
 それ以外では、接続時間を気にしないでいいというのは、精神衛生上の観点から実によいことだと思った。また、DOCOMOよりは電波を拾いやすく、切れにくいようにも思えた。DOCOMOの場合、長時間(といっても10分程度)繋いでいると、反応が無くなるという謎の現象が頻発していた。Mobile Pの場合、そういう現象にはまだ遭遇していない。うん、いいな。早くこれにすればよかった。
 帰宅して、Sigmarion3でも試してみた。が、こちらは接続に行くと、すぐにエラーになるという謎現象が頻発する。ちょっと悩んだが、何度か3phsで認識させ、接続設定をやり直しているうちに、見事に繋がるようになった。こちらのブラウザはIE5.5相当なので、Netfrontよりも再現性が高い(IE指向のページが多すぎ)。画像表示も、@niftyで提供されている画像圧縮プロキシを通すことで、かなり速くなる。とはいえ、これはそのうちに有料化されるだろうな。またタブブラウザを見つけてきたので、これでさらに便利になった。
 なんだか、これだけで暮らして行けそうな勢いだ。持ち歩ける常時接続環境は便利だ。

4/1に出張して

14時08分 SF 天気:晴れてる

 仕事で、急遽愛知万博会場に向かわされる破目になった。まあついでに会場を見て回られたらいいなと思いつつ、新幹線に飛び乗った。うっかり天井に跨ってしまったので、動力線に頭が当たりそうで恐い。花粉症で寝不足だ。前を走る警告掛の『電車がきまっせ、危のおまっせ』を子守唄に、しばしうとうとする。危うく落ちるところだった。今日の到着率は50%くらいだったろうか。保線の人たちが大変な目に遭ったことだろう(自分への戒め:新幹線は乗るものであって跨るものではない)。
 名古屋着は、到着直前に名駅ツインタワーが人型への変形を開始したため遅れる。ホームできしめんを啜っていると、ちょうど頭上を跨ぎ越えるところだった。カメラ持って来ればよかった。西上中の東京都庁ビルを迎撃するのだそうだ。
 急用だったので、名駅からは早馬を乗り継いで会場に向かった。会場近くのITタコ部屋で無事ブツ(末端価格20億円分ほど)を引き渡した。みんな、すっきりしてくれればいいのだが。
 時間が余ったので、万博を見て行くことにする。ゲートの検査は厳しくて、人工物は全て取り上げられた。直腸検査の時に髭の剃り跡も青々しいマッチョな方々に取り囲まれたのには参った。ニヤニヤしながらパンツ下ろすんだもんな。
 素っ裸にされて会場内に放り込まれると、小手調べにイラク館を見て回った。そこここで車爆弾を実演中で、観客もろとも吹っ飛ぶ様は大迫力だった。段々観客が減っていくのを気にしながらもシアターに入り、米軍の協力で公演中の湾岸戦争ショーを観た。実弾をたっぷり使用したショーは、既に迫力という概念を越えている。クライマックスの燃料気化爆弾による旧イラク軍戦車隊殲滅の場面では、シアターそのものを消滅させるという荒業で観客の度肝(と命)を抜いた。
 瓦礫の下を這い出してイラク館を後にする(既に建物そのものが崩壊しているようだった)。
 次は目玉の北朝鮮館だ。まず平壌の柳京ホテルをそのまま移築したという威容に驚かされる。軽量化のために外壁は一切施さなかったようだ。ぼーっと見上げていたら、上層を観覧中の客が風に飛ばされ、時々パラパラと降ってくる。清掃のおじさんは『今日は天気がいいので多くて』と苦笑いしながら、片付け役のハイエナを放していた。
 さすがに上層に上るのは恐かったので、下の方で北朝鮮の演劇を見る。金日成と正日という偉大な親子の葛藤を、迫真の演技で演じきっている。演じるのは平壌から特別に運ばれてきた金日成、正日像だった。高さ40mという巨像が自在に動くだけでも驚くべきことだが、それが権力者親子の葛藤を演じきり、さらにはクライマックスの近親相オカマにまで発展する様には、ノンケな俺も大興奮だ。
 次は日本国辱マンガ館に寄ってけっこう仮面ショーを見たかったのだが、残念なことに避難命令が出されてしまった。名駅ツインタワーが東京都庁ビルを迎撃するらしい。遠くから迫る爆音に追われながら、短い名古屋滞在を終えざるを得なかった。今度はちゃんと観て回りたいな。
 今日はちゃんと仕事もして有意義な一日だった。おっと、最後に一つ、嘘を書いちまったい。