Strange Days

2005年08月18日(木曜日)

晴れた夜だった

22時53分 星見 天気:快晴

 今日も暑い一日だった。空の青さは夏になってから、ほとんど見た記憶の無いものだった。
 夜、帰宅してから、ベランダから夏の星座を狙ってみた。CANON18*50ISを持ち出す。
 やはり、透明度は最近ではピカ一で、M6に向けると、暗順応が進んで無い状況でも、20個くらいの微光星が見えていた。少し天頂側に辿ると、M7も見える。
 目を闇に慣らしてから、M8に向けた。月が近いのでつらかったが、逸らし目を使いながら見ると、散光がわずかに感じられた。
 再びM6。やっと中心部の微光星の塊らしきものが見え始める。逸らし目を使うと、ぎりぎりM6全体が見えているかという感じ。大気は澄んでいるが、風によるシンチレーションが大きいのか、見かけ光度がころころ変わる。観望には綺麗でいい感じ。
 ふと思いついて、さそりの尻尾の付け根辺りから、南天低くに辿ってみた。なんとなく見覚えのある星の並びを見つけ、目を凝らすと、やはり小さな散開星団を見つけた。NGC6087。マイナーな天体だが、これが見えると嬉しい。NGC6087を含むじょうぎ座には散開星団がいくつもあるのだが、M天体には一つも含まれてない。光度が低すぎて、メシエの観測地点からは見えてなかったのかもしれない。
 望遠鏡か、80mmの双眼鏡を出そうかとも思ったが、周囲の家が明るすぎて、暗順応が進まないので断念。まだ星を見るには早い時間だ。