Strange Days

2001年07月22日(日曜日)

明け方の観望

05時34分 星見 天気:晴れが続いておるようだ

 昨夜はあまりよく眠れなかった。寝苦しい暑さが、エアコンに守られた部屋の中にまで染み込んでくるようだ。気分転換に、アパートの前に出て、夜明け前の東天を見た。ひときわ派手に輝いているのは、明けの明星、金星だ。その周囲に、その金星に率いられるようにして、昴、ヒアデスの2大星団、土星が、少しはずれた位置に木星が輝いている。『おまえ、見た目は派手に決めちゃいるが、太陽系最大の惑星はあくまでも俺なんだからな』と、木星が金星にぶつぶつ不平を垂れているようだ。プレアデス星団は、今朝はすっきり見えた。ヒアデス星団の雄大な展開も見事。そこにひときわ際だつ宝石のような金星が入り込んでいる。
 さて、目を天頂近くにやると、おや、カシオペアの"W"が。それを目印に空を慎重に眺めて行くと、アンドロメダ座でぼんやりした光の塊を見つけた。アンドロメダ大星雲。これは、都会の空にも負けずに、その姿を見せてくれる、数少ない系外銀河だ。ちょっと天頂に近すぎて、経緯台では追いきれないかもしれない。