Strange Days

アザレアツーリング移動日

2005年06月11日(土曜日) 23時49分 自転車 天気:小雨(と濃霧)

 明日のアザレアツーリングに参加すべく、前日のサイクルトレイン企画、そして前夜祭に参加した。
 風邪が治らず、体調は最悪の一歩手前ではあった。降り立った軽井沢では、物凄い濃霧の出迎えを受ける。この先、どうなることやら……。


 朝は6:30起床。軽く朝食を取り、MR-4Fを戸塚へと走らせた。サイドバッグは20l超の容量を持っているのだが、ほぼ満杯。それを右サイドだけに着けているという状況なのだが、意外に不安定さを感じることは無かった。この装備でツーリングに行けそうだ。日東のバンド止めキャリアには、リアのものもラインナップされているので、それをTCR-2に着けようかと思った。これからの季節、会社への通勤時に、便利に使えそうだ。
 戸塚で輪行状態にする。サイドバッグの持ち歩きは、ちと問題を感じた。取っ手が小さいのだ。ベルトを掛けたり、さらには背負いベルトを着けたりできるといいのだが。
 東海道線で東京に出てから、長野新幹線に乗り換えた。軽井沢まではあっという間だ。特に高崎から10分しか離れてないのには驚いた。漠然と、ずっと遠く隔たっているもんだと思っていたのだ。
 車中から、時々雨がぱらつくのが窺えた。雲は低くてどんよりしている。
 軽井沢に着き、呆然とする。凄い霧だ。まあ、集合場所のユニオンチャーチまで、このまま走ってゆくしかあるまい。輪行解除して、軽井沢の繁華街を抜けていった。
 集合場所のユニオンチャーチに到着。まだそれほど集まってないようだ。というか、そもそもサイクルトレイン企画への参加者は少ないようだ。
 知った顔が皆無なので、特にすることも無く、徐々に集まってきた参加者と立ち話をしたりしていると、スタッフからの説明が始まった。ここで自転車をトラックに積んで、それは別便で小諸まで行き、そこでサイクルトレインに予め積み込んでおくのだとか。この列車は小海線の貸し切り列車だが、そこまでは、ながの鉄道で移動する。駅に2時間後の集合なのだが、それまでは自由行動ということだった。それはいいのだが、それまではこの持ち歩きにくい装備を抱え、濃霧の街をさ迷う破目になるのだ。とほほ、やはりバックパック一つにまとめるべきだった。
 とりあえず、集合時刻になってばたばたするのは嫌だったので、駅へと向かった。周辺で時間を潰そう。サイドバッグはどう持っても持ちにくいことおびただしいので、両手で抱えて歩く破目になった。
 駅周辺をさ迷うのも嫌だったので、適当に見つけた喫茶店で時間を過ごした。客が皆無で、ほぼ貸しきり状態だったのには救われた。
 定刻前にながの鉄道の改札口に集合し、小諸へと移動した。小諸駅ではホーム乗換えで、サイクルトレインに乗り換えた。自転車は最後尾の車両に載せられているのだが、そこへは出入りできない。
 清里までの時間、車中ではビールの販売が行われ、またなぜか大道芸も披露されていた。が、僕は軽井沢で冷たい霧を吸いすぎたのか、風邪の状況が悪化していた。咳が止まらない。シートに沈み込んで、断続的に眠るばかりだった。
 清里駅のホームに降り立つと、バスで清泉寮へと移動する。かなりアップダウンがあるようで、ここまで自転車で移動しなくて良かったと思った。なかなか瀟洒な宿だった。宿というか、各種レクリエーションの拠点として活用されているようだ。ここでこぐ氏、まめ氏、みはる女史と合流。
 しばらく受付をうろついた後、前夜祭の会場へと移動した。厩舎だったとかで、ずいぶん広い。バーベキューをやりながら、明日のメンバーと懇親する。参加者は160名超にもなるらしく、これほどの規模だと流石に15名前後にグループ分けされることになる。僕のグループには、みはる女史、まめ氏、こぐ氏も合流している。半数を非ネイティブな方が占めていることもあり、明日はどうなることかなと心配になった。
 軽井沢という土地柄、そして運営にキリスト教会が関与しているらしいからか、国際色は豊かだ。参加者に非ネイティブが多いのは先に書いたとおりだが、カナダ大使館、ノルウェー大使館も協賛している。またスバル、GT、ルイガノといった企業も協賛しているらしく、参加費11k\の割りに、非常に豪勢な前夜祭であり、支援部隊だった。この辺り、企業の協賛を得られて無いので、簡素なそれに甘んじている南会津サイクルトレインとは大違いだ。でも、いかにも手作りっぽくて、参加者もスタッフも顔が見える南会津サイクルトレインの雰囲気が、僕は大好きだけどな。しかし南会津だって80人弱の参加者はあるわけで、一つくらい乗ってくる企業もあっていいと思うんだけどな。
 前夜祭の最後は抽選会。協賛企業が多いだけに、懸賞も豪華なものだった。しかし、ボトルのやたらな多さは何事だ。懸賞は懸賞元ごとに何名か、という感じで進んでゆくのだが、半分以上は当たる感じだった。もっとも豪華なのは、GTのMTBだった。さすがにスバルの車は懸賞されなかったが。
 僕にもルイガノのベル*1とサコッシュが当たった。サコッシュは便利に使っているので、もう一つ当たって嬉しい。ベルは、ベルを付けられなくて困っていたMR-4FとMasterXLに着けよう。さらにまめ氏は不要ということで、まめ氏に当たったシマノのツールカンもいただいてしまった。
 前夜祭の締めがあり、今日の行事はおしまいだ。僕はこぐ氏の山荘*2に泊めていただくことにしていたので、みはる女史ともども、こぐ氏の車に乗せていただき、八ヶ岳方面に向かった。山荘は森の中に立つ瀟洒なもので、意外*3に大きな構えだった。車の始末があるこぐ氏を置いて玄関に向かうと、こぐ氏のおかあさんが出迎えてくださった。恐縮であった。
 風呂をお借りし、さらに寝場所もお借りして、そのまますぐに就眠となった。明日は4:30起きだ。騒音皆無の山の夜は、少し恐いくらいだ。

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