Strange Days

アイピース比較その3

2000年09月16日(土曜日) 21時40分 星見

 帰宅して、早速UW6.7mmをのぞいてみた。をを、さすがに凄い視界だ。しかし空がこれでは......。
 しょぼくれている僕を天の神は見放さなかった。19:00過ぎにふと空を見ると、雲の切れ目から月が見える。この機会を逃す手はないと、早速UW6.7で月を見た。
 100EDに着けると95倍くらい、C8EXなら300倍超だ。100EDで月を見ると、視界の真ん中に巨大な月が浮かんでいる。凄い迫力だ。SW18mm+バローよりも迫力がある。考えてみれば、見かけ視野角が増えると、可視面積の方は半径の自乗で増えるのだ。この差は大きい。まさに星だらけになることだろう。月はディテールまで良く見えた。C8EXに替えたいところだが、その前に濃い雲がわき出して月を完全に覆い隠してしまった。今夜はもう無理そうだ。
 欲求不満なので、アイピースの見かけ視野比べをやってみた。方法は二つのアイピースを左右の目で同時に見比べ、その優劣を判定するというもの。その結果、
 UW6.7 > SWK22 > SW18 > WO13.5 > K28 > H50 ≧ LV4,LV5,LV40 > K20 > OR7 > OR9 > OR6~
 という順番になった。
 やはりというべきか、アメリカンアイピースの圧勝だった。意外にもSWK22がSW18よりも広視界だ。公称通り70度出ているようだ。トップからWO13.5までの差は極端ではない。この上位グループとK28との間に大きな断絶がある。K28は一応はツァイスサイズだが、実際にはねじ込み式でかなり太いアイピースだ。意外にも50度ほどの視野があるようだ。明らかにH50よりも広い。H50は公称45度で、LV短焦点と変わらないのだが、なぜかLVの方が小さく見えた。恐らく、LVのアイリリーフが非常に大きく、その分見口が深いせいなのだろう。その意味で、H50からLV系までの差は僅差で、ほぼ同一と言って良い。次のK20との差も差ほどでもなく、それ以下も僅差というところだ。全体的に40度程度は確保していると見てよい。意外なことにOrの3種は焦点距離、スリーブサイズの差にかかわらずほぼ同一だった。
 しかしUW6.7の視野の広いところと来たら。病みつきになりそうである。


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