Strange Days

2005年秋のしまなみ海道ツーリング1日目

2005年11月20日(日曜日) 23時51分 天気:快晴

 朝は5:30に起床。母を起こしてしまったので、お茶をもらい、その辺にあったたこ焼き2パックをパクつき、出かけた。
 リアキャリアにサイドバッグを着けたHARDROCK号は、クソが着くほど重い代物だ。だが、走行自体は非常に安定している。
 駅前で輪行体勢を整える。かなりの重量。乗換えが思いやられる。岡山までの直通便に乗れば、乗り換え無しだったのだが、それは輪行準備に手間取っているうちに乗り逃がした。
 結局、糸崎乗換えの便で尾道に向かった。途中、三原で長時間停車するので不安になったが、結局はこれが正解だった。しかし、尾道着は9:15頃となった。
 改札を出ると、既に他の参加者は揃っている。いつもの重装備BD-1のこぐ氏、7速化Bromptonのあゆこ夫人、Crusoeのまき氏、SatRDayの長岡氏、そして8速化Bromptonのこば氏だった。こぐ氏に依頼して、しまなみ交流館でサイクリングマップをもらって来ていただき、全員に配布した。まずは駅前渡船で向島だ。おっと、フェリー乗り場を間違えるところだったぜ(爆)。いきなりそれかよ。
 フェリーを降りると、すぐに大和の映画セットがある。駐輪場に自転車を停め、案内バスで玄関からセットまで連行してくれる。
 セットは地上に設置してあって、艦首近辺と船体中央、第2主砲塔から高射砲群にかけて、実物大のスケールで再現している。艦橋近辺の司令室レベル以上、第1主砲塔の前面などは省略されている。CGで書き加えるのだとか。きちんと考証しながら*1比較的細部まで作り込んでいるようだ。しかし、96式25mm機銃の場合、マガジンがはまる部分は枠だけで、チャンバーへの給弾口は無い。カメラワーク次第で、写しそうに無い部分は切り捨てたということか。
 セットを出ると、向島の南岸に向かって走り始めた。しまなみ海道の推奨コースからは外れるが、夏に走った時、なかなか眺めが良かったので、選択した。皆、文句も言わず、着いてくる。
 晩秋だというのに、紅葉があまり進んでないのは残念だった。しかし、綺麗に晴れた空の下、海はとても青くて、今までに無く眺めは良かった。ほどなく、因島大橋に到着した。へこへこと登って行く
 因島は、北岸ルートを淡々と走りぬけた。面白そうな島の中央部までは、結構な坂を登りそうでなあ。
 生口島に渡る生口橋を背景に、人物寄り過ぎ&構図傾斜&きっちり逆光の三重苦記念写真を撮った。
 昼食は、当初の心積もりでは、因島のどこかで取る事になるだろうと見ていた。大和のセットで時間を食うと思っていたからだ。しかし、自由観覧ではなくて、順路が設定されていた関係で、意外に早めに切り上げることが出来た。ちょっと欲が出て、生口島で昼食を取る事にする。皆、チョコの類で飢えを癒しつつ、耕三寺界隈まで走った。
 昼食は万作。並びの店に較べてディスプレイがシンプルなので、とても落ち着く。浜子鍋なるものがあったので、定食で注文してみた。浜子というのは、かつての製塩従事者のこととか。浜の産物を、味噌で煮込んだ鍋だ。小エビ、烏賊、魚に絡む味噌が美味だ。具を平らげたら、ごはんを入れて雑炊にする。汁の少ない雑炊で、味噌の焦げる臭いが香ばしい。美味なり。
 昼食後は、ドルチェの耕三寺門前店に入り、アイスにする。目を惹いたのが、アイスぜんざい。ぜんざいをアイスにしたものではなくて、熱いぜんざいにアイスを載せた熱いおやつだ。塩アイスとのコンビを頼んだ。この組み合わせは絶品であった。冬場も、これでこの店は乗り切れるだろう。
 少しぶらついて、コロッケなどを買い食いした後、いよいよ大三島へと渡る。多々羅大橋に着く頃には、かなり日が傾いていた。道の駅も無視しながら、大三島を横断し、大山祇神社方面に走った。丘を越え、下る辺りで日没に遭遇。思わず写真に収める。秋は夕暮れが綺麗だ。
 さて、宿泊地は大三島少年自然の家という。海岸近くに突き抜けて、さらに北上すると、それはあった。宿の手続きを取り、部屋に入れてもらう。木造の新しい施設で、木の温もりがナイスだ。我々が入れられたのは、居間一つに寝室*2二つ、シャワーとトイレが連結された部屋だった。冷暖房完備で、テラスからは海岸を望め、澄んだ星空が見えた。事前の問い合わせに対しては、飲食は原則禁止ということだったのだが、入室時の説明で生ゴミと瓶缶ボトルの出し方を説明される不思議さだった。そこはまあ、大人として行動しなさいということでしょ。問題は、周囲に店の類が全く無いことか。正確には、4kmほど走った大山祇神社界隈には、ヤマザキのショップもあり、9:00~23:00で開いているようだったが。徒歩ではどうしようもないが、自転車があるなら問題は無い。
 風呂は、その大山祇神社界隈から少し南下した、海水温泉施設のタダ券をもらえるので、そこまで走ることにした。夕食もそこで取りたい。お疲れ気味のあゆこ女史はここの風呂で済ませ、我々は海水温泉まで夜道を走った。風呂に入ると、確かに海水温泉。ぴりぴりと辛かった。そこの食堂で、いかにもな感じの適当な食事を取る。
 宿に戻り、明日の行程などを考えているうちに、眠くなってきた。それぞれベッドに戻り、僕は居間の方にベッドを敷いて寝た。


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