Strange Days

八丈島ツーリング2日目

2006年06月11日(日曜日) 21時41分 天気:くもり時々雨

 いきなりの雨だったので、車で回ることにしたのだった。


 さて、困ったことが一つ。先に送った荷物が着いてないのだ。同時期に送ったのはおろか、後で送ったものすら着いているらしいのに。着替えは全部別送してるので、困った困った。しかし、この宿では洗濯機がある。コインランドリーという洒落たものじゃなくて、洗濯機と乾燥機があるので、勝手に使ってヨシと言うことだった。さっそく、初日分の汚れ物を洗濯しておいた。
 今朝は7:00から食事だった。食事は正しい日本の宿らしく和洋折衷。飯を盛る間にも、窓の外では雨が続いている。どうしよう。車をまた借りて、それで回ることにするか。部屋に戻って身支度し、に集合。またしても三井氏に運転をお願いする。昨日はたらふく飲んでたらふく眠ったためか、皆様非常に調子良さそうだった。
 まずは、宿の間近にある歴史民俗資料館を訪ねてみることにした。古い学校かなんかを改装したもののようで、懐かしい雰囲気の廊下に沿って、展示室が連なっている。八丈島が火山島であるためか、地学的な展示物に多くを割いていたようだった。またユニークな位置ゆえ、民俗学的な展示も多い。それなりに興味深く眺めてゆく。ちなみに有料。
 次に向かったのは、八丈富士だった。明日は出来ればカルデラまで入ってみたいと思っていたので、登山道を見ておこうということになった。
 登山道の入り口までは。車で入ってゆける。濃い霧が出ていたので、今登山に挑むと新聞記事が一つ増える可能性があったので、今日はやめておく。
 その後は、昨日は牛乳を飲み損ねたふれあい牧場に突入だ。今日こそはと八丈牛乳の自販機に突進し、難なく200mlパックをせしめる。うん、牛乳だね。
 良くある思い出ノートの類が転がっていたので、荒川サイクリングの宣伝をしておいた。しかしここに牛を愛でに来る者のどれほどに、興味を持ってもらえるものだろうか。
 街に戻って昼食場所を探す。その前に、みやげ物を漁っておく。黄八丈織物体験をさせてくれるという店で、なぜか黄八丈のしおりと黄八丈サブレを仕入れた。さらに民芸あきという構えの素敵な店に入ってみた。靴を脱いで上がるというインタフェースはあれだが、まあ八丈島関連のみやげ物(無関係品も)ならなんでも買えそうな店だった。ここでは美味しかった八重椿という焼酎と、島で産出する唐辛子を漬け込んだしまとんしょうゆを買ってみた。この店でうだうだしていたら、外の雨が凄いことに。スコールとはこのことか。おかげでしばらく足止めを食らっていた。
 今日の昼食は明日葉うどんと決めていた。だが店がいずれも休み。やむなく海鮮料理屋に進路を変更する。なぜかとんかつが食いたかったので、みんな海鮮定食に走る中、とんかつ定食を頼んでいた。別に八丈豚とか居るわけでもないのだがな。しかし、サクサクのとんかつは好印象だった。
 この後は、未踏の三原山周辺を散策することに。まずは底土港から素敵な角度で登っている、登龍峠をめざす。辛そうな角度だが、八丈富士への登りに較べればずっとマシだ。
 ちょうど八丈富士方面を見下ろせる辺りに展望台がある。いい眺めだ。晴れていたら絶景だったろう。
 さらに宿の方面へと進んでゆくと、末吉の灯台という観光地がある。灯台は既に稼動してないようだったが、近くにロラン局のアンテナが突っ立っていたりして、ここが海上交通の要衝だったことがわかる。
 最後に立ち寄ったのが、東電が運営している八丈島地熱館と言う施設だった。といっても、終了10分前に駆け込んだので、まさに駆け足だったのだが。綺麗な施設で、ここで行われている地熱発電の概要を説明してくれる。地熱を取り出す穴は二つ掘られたのだが、一つは目詰まりなどで使用不可になっているそうだ。それでも八丈島のベース電力を賄える規模の発電が行われている。しかし、一番印象に残ったのは、ここの真横に立っている巨大な風車だった。そういえば、ふれあい牧場にも風車が並んでいたのだが、その全てがことごとく壊れていた。こんな脆いのでは、風力発電の未来は楽観視出来ない。
 帰路にThe Boonという温泉に立ち寄る。700円ともっとも高価な温泉なのだが、はっきり言ってサウナが付いてる以外にとりえは無い。少し広くて綺麗ではあったが。もう一つ言ったやすらぎ温泉の方が好印象だった。
 宿に戻ると、昨日同様の宴会。昨日は同宿の人は女性一人だったが、もう少し増えていた。平日の方が多いのか? また料理は昨日ほど多くは無く、我々は皆、胸を撫で下ろした。毎日あの量では、成人病まっしぐらだ。
 またしても焼酎を飲み較べるうちに、夜は更けていった。

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