Strange Days

曽我に春を求めてきた

2007年02月04日(日曜日) 21時52分 天気:見事な快晴

 今朝は9:00には起き、近々実行するつもりの曽我の梅見サイクリングの下見に出掛けるつもりだった。
 確かに9:00に起きた記憶はあるのだが……、ふと気がつくと12:00を過ぎたところではないか。どうも、休日のワシには眠り神が取り憑いているようじゃ。
 最初は山北駅を基点に、洒水の滝、酒匂川サイクリングロードと走る予定だった。しかし、今からだと無理だな。東海道線から御殿場線への接続を考えると、曽我に着くのは日暮れ時になってしまう。別のルートとして、小田急で新松田まで出るという手が考えられた。いや、新松田じゃなくて、開成まで出てしまえば、サイクリングロードに直に出られる。洒水の滝は前にも行ったから、今日は曽我の偵察に絞ることに決定。こういうときに便利なBD-1はドック入りしているが、さらに便利なトレンクルがある。あまり構えないで出動できるので、非常に便利だ。酒匂川から曽我辺りは、トレンクルで走れない場所は無いだろう。
 トレンクルを携えて、地下鉄で湘南台、湘南台から小田急で開成に向かう。たまたま開成にも止まる急行が来たので、あっという間だった。料金もJRで松田辺りに出るよりずっと安い。
 開成の駅前でトレンクルを展開して、すぐ側の酒匂川サイクリングロードに出る。どこか殺伐とした多摩川サイクリングロードと違い、なんだかほのぼのした道だ。気合の入ったローディはほとんど見かけない。以前走ったときには荒れた箇所が多かった気がしたのだが、今回走った部分は舗装が行き届いていた。
 開成から下流へは、ほんの数キロで終点に達する。終点は富士見橋という。こんな短いんだから、ローディーが寄り付かないのも当然か。その代わり、のんびりと走れる道だ。
 さて、富士見橋から曽我までは、ほぼ一本道だ。所々、路肩が荒れた箇所があるが、交通量がそれほどでもないこともあり、自転車で走ってもさほどの危険が無い道だった。少しずつ道の整備が進んでいるようで、立派な歩道が途切れ途切れに作られていた。
 道が御殿場線を潜る辺りで、ふと御殿場線の踏み切りに続いていそうな脇道に入ってみた。案の定、梅林が広がっていた。この辺から梅林が点在しているのだ。
 踏み切りを渡った、国府津松田線へと入る道の脇にも、やや低地に梅林があった。方々から、微かな梅の香が漂ってくる。
 少し走り、適当に御殿場線側に入ってゆくと、御殿場線下曽我駅があった。出店も出ていたが、まだまだ始まったばかりというところだ。
 さらに適当に脇道を入ってゆくと、別の梅林に行き当たった。JAの前辺りの木が写しやすかったので、梅の花を前から後ろから撮っていった。この辺り、ちょっと開けた場所には梅林があるという感じだ。
 下曽我の駅からかなり外れた別所という辺りにも、かなり広い梅林があり、実はここが曽我の梅祭の中心らしい。あっ、アイス屋発見。後で寄ろうっと。
 ここには出店が多く並び、催事の舞台なんぞもしつらえている。が、到着したのが遅すぎて、もう店仕舞いが始まっている始末。とほほ、また来週にでも正式な偵察に来ようっと。行き掛けの駄賃に、川辺に咲く水仙を撮っておいた。売店の前には、鮮やかな紅梅もあった。
 ちょっと車道へと戻ると、車道沿いに小田原牧場アイス工房という店があった。結構大きな店で、飯田牧場の倍くらいはありそうだ。中でブルーベリーのジェラードを買い求める。爽やかな酸味が、心地よく疲労を和らげてくれる。後で思ったんだけど、どうせなら名物の梅ジェラードを買い求めればよかった。
 アイス工房の店先から東の空を見ると、夕陽が富士をくっきり浮かび上がらせながら沈んでゆくところだった。昨日、今日とすっきり晴れてくれたな。
 先の国府津松田線を走り、東海道線の高架を潜ったところで、高架脇の歩道に入り、国府津駅へと行き着いた。駅前に開業百年の碑があったので、JRに縁の深いトレンクルと記念撮影。トレンクルは便利だ。こういうさらっと短い旅に連れてゆくのに、あまり躊躇しなくて済む。
 JR、地下鉄と乗り継いで帰宅した。


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