Strange Days

今夜も星を見た

2000年12月23日(土曜日) 23時55分 星見

 夜、日付が変わる頃に、アパートの前に望遠鏡を出した。経緯台に100EDを載せて、今夜も西に傾きかけた木星たちを見た。この時刻、天頂から南の付近には、ヒアデス、プレアデスの両星団に、木星と土星が合流し、さらにそれをオリオン座とおおいぬ座が追うという豪華な眺めになっている。100EDでプレアデスを眺め、姉妹たちが舞う様を充分に堪能した(オマエは自然科学雑誌のライターか)。木星も土星もいまいちよく見えない。木星は薄い縞が2本くらい、土星は輪と本体が分離できないくらいだった。当然、カッシーニの間隙は見えない。初秋に眺めていた頃はこれくらい分離できたのに。高空の気流が激しいせいだろうか。そういう意味で、シーイングは5/10程度だと思った。良く、夏の透明度は低くても気流の安定した日の方がシーイングは良いといわれるが、そのことを実感できる夜だ。
 次に100EDをオリオン座に向けていた時だった。アパートの前は少し広くはあるが、すぐ近くで道が狭まることもあり、往来はそう多くは無い。しかしこういうところにでも暴走族は出現するのだ。駅の方がうるさいなあと思っていたら、道の狭い方から7台くらいの原チャリが飛び込んできた。音だけは大きいが、ちんたら走る連中だ。うるせーなーと思いながら見送った。この連中、いつも決まった時刻に、だいたい同じ道を走っているのだが、なぜか警察はそれを阻止できないのだ。なんらかの理由で警察が手出ししないのではないか。あるいは、下手に手を出してこけられると、後でなにかとうるさいのかもしれない。しかしそんな理由で一般市民の安全が侵害されるのはたまったものではない。暴走族が自爆して人権派弁護士たちが騒いでも(彼らの活動は必要だと思うが、その全てを容認する必要も無いだろう)、僕は必ず味方するぞ。ってどう味方するのだ。
 神奈川県警の場合は、それ以前にほとんどやる気が感じられないというのが問題だ。相次ぐ不祥事に士気が下がっているのかもしれない。そういう面での建て直しと、暴走族を封じ込めるための戦術の開発が必要だろう。などと星見とはほぼ無関係な話になってしまったりして。


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