Strange Days

新世紀の第1日目

2001年01月01日(月曜日) 23時23分 暮らし 天気:晴れだか曇りだか

 特に感想もなく目覚め、雑煮やおせちを食らいながらテレビを眺める。しかしまあ、これほど見所のない番組構成になる季節は他にないだろう。毎年、駅伝がやけに高い視聴率を取っているけれど、あれはきっと他に見るモノがないからだぜ。もしかして、この季節は報道関係の人もお休みを取っているのだろうか。
 しばし朝刊を読みふけり、母が初詣に行くというので着いていった。亀山神社という、呉市街地では一番大きな神社だ。ここは確か京都の某神社の分社だったような。しかし軍港化されて以降、戦地に赴く軍人たちを多く見送った神社である。今日はバスで近くまで行ったのだが、昔なじみの循環線が軒並み統廃合されてしまい、市街地を避けて走るような不条理な路線を突っ走っている。神社にはいつもと違い、裏口からのアプローチとなった。
 境内は相当の人混みで、参道の入り口近くまで人の列が伸びている。不思議なことに、誰一人として割り込もうとしない。異様なくらいお行儀の良い人々だった。頭のどこかに、やはり信仰のようなモノが生き残っているのだろう。
 神に何事か願を掛け、おみくじを引いて、さっさと家に引き返した。が、なんとバスが全くない。無いことはないが、我が家の近くを通る便は無いようだ。結局、歩いて帰る羽目になった。運動にはなったな。
 夜、21:00からのNHKスペシャルは、A.C.クラークが登場してべらべらしゃべりまくる番組だった(いったいどんな番組だ)。うん、昨日にも書いたのだが、21世紀初頭においてインターネットは重要な存在になるだろうが、「21世紀=インターネットの時代」という図式はどうだろう。いくらなんでも単純すぎるのではないだろうか。この番組に限らないが、NHKはどうもそういう基調で番組を作る傾向があるなあ。でもまあ、当面は重要な技術になることだろう。
 この番組は、4月から9回シリーズで放送される新シリーズの予告編のような位置づけだった。そのシリーズは宇宙をテーマにしたものになるという。去年、宇宙デジタル図鑑が終わってしまって寂しい思いをしていたので大いに期待できそうだ。


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